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大谷翔平は大打者カブレラの“お気に入り”!? 一塁ベースでのいたずらに米記者も注目「心に刻まれている」

THE DIGEST編集部

2021.08.18

大ベテランのカブレラ(左)からちょっかいに笑顔で応対した大谷(右)。その振る舞いに注目が集まっている。(C)Getty Images

大ベテランのカブレラ(左)からちょっかいに笑顔で応対した大谷(右)。その振る舞いに注目が集まっている。(C)Getty Images

 微笑ましい一コマだった。

 現地時間8月16日、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、敵地でのデトロイト・タイガース戦に、「1番・DH」で先発出場。3打数1安打1盗塁2四球と活躍して8対2での勝利に貢献した。

 エンジェルスの背番号17が見せ場を作ったのは、初回だった。相手先発ケイシー・マイズの投じた初球91.4マイル(約147キロ)の4シームを弾き返すと、99.9マイル(約160.8キロ)の強烈なライナーとなった打球はあっという間にセンターへと飛んでいった。

 2試合ぶりのヒットで出塁した大谷がホッとした表情で一塁に立つと、そこで待ち受けていたのが、球界屈指の主砲であるタイガースのミゲル・カブレラだ。38歳の大ベテランは、レガースや肘当てを外している27歳の日本人にちょっかいを出し、後ろのポケットに入っていた走塁用の手袋を盗もうとしたのだ。

 大ベテランの“いたずら”にも笑顔で対応した大谷には、米放送局『FOX Sports』のベン・バーランダー記者も「僕の心に刻まれている。カブレラとオオタニの一塁ベースでの楽しんでいる姿」と称賛のコメントを寄せた。
 
 しかし、大谷はすぐさまカブレラのいる一塁から離れる。続く2番デビッド・フレッチャーの打席で今季18個目の盗塁を成功させ、チャンスを拡大したのだ。そして2死一、二塁となってからブランドン・マーシュのセンター前ヒットの間に先取点となるホームへ駆け抜けた。

 ちなみにエンジェルスの野手で1シーズンに39本塁打・18盗塁を達成したのは、マイク・トラウト(2018年:39本塁打/24盗塁)以来となる快挙だ。これについて米メディア『The Athletic』などで執筆していたブレント・マグワイア記者は、こう記している。

「おっと! しかし、オオタニは投手として、92イニングを投げて防御率2.93を保持している」

 カブレラにも気に入られ、そしてまたひとつ歴史に名を残した大谷。記憶にも、記録にも残る男となった27歳からますます目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部

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