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大谷翔平が“神様超え”!シーズン18盗塁でベーブ・ルースの最多記録を更新

THE DIGEST編集部

2021.08.18

初回にいきなり今季18盗塁目をマークした大谷。ルースの“最多”記録を更新した。(C)Getty Images

 ついに"野球の神様"を抜き去って見せた。

 ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は現地時間8月17日、敵地で行なわれたデトロイト・タイガース戦に「1番・DH」で先発出場すると、1安打3四球の活躍でチームの勝利に貢献した。

 この日は申告敬遠もされるなど、他球団から完全なる畏怖の対象として存在感を発揮している稀代の天才プレーヤーは、史上類を見ない投打二刀流として今季は活躍を続け、数々のレコードを打ち立てている。そしてこの日、唯一比較され得る存在である元祖二刀流、"野球の神様"ベーブ・ルースに「勝利」したのだった。

 記録更新は初回に訪れた。1番打者として最初の打席に入った大谷は、6月20日に今季23号を放ったケイシー・マイズと対峙した。そして初球、内角の4シームを捉えた打球は瞬く間にセンター前に抜けるヒットとなった。続く2番デビッド・フレッチャーの打席、大谷は2球目ですかさず盗塁を仕掛けて見事成功。今季18盗塁目をマークした。

【動画】"神様超え"! 大谷の今季18盗塁目をチェック!

 実は、この18盗塁というのが"神様超え"の数字だったのだ。ベーブ・ルースは1921、23年に記録した17盗塁が自己最多。大谷は"唯一のライバル"に、まず脚力というカテゴリーで勝利した。

 ちなみに、1921年のルースは152試合で59本塁打&168打点、23年も同じ試合数で41本&130打点を記録。現在39本塁打&86打点の大谷は、打点数では両年とも及ばなそうではある。ただ、本塁打数に限れば、23年のルースを超えるのも時間の問題だろう。また、これら年のルースは両部門で二冠王。大谷も39発は現在メジャートップ、86打点は3点差の4位につけており、同じく二冠を獲得する可能性がある。

 言わずもがなだが、17盗塁を記録したシーズンのルースは野手に専念(21年は2登板2勝しているが)しており、「二刀流プレーヤーが記録したシーズン最多盗塁記録保持者」は大谷だ。その"世界記録"は最終的に今季どこまで増えるのか。改めて注目したい。

構成●THE DIGEST編集部

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