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「将来、侮れない存在になる」大谷翔平も3三振。名将マッドンがインディアンス右腕を称賛「力が抜けていて剛速球だ」

THE DIGEST編集部

2021.08.22

大谷(左)を3打席連続の空振り三振に仕留めたマッケンジー(右)。キレのある速球とカーブが光った。(C)Getty Images

 今季好調のサムライもお手上げの快投だった。

【動画】大谷が右腕マッケンジーに苦戦。空振り三振となった第3打席をチェック

 ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は現地時間8月21日、敵地で行なわれたクリーブランド・インディアンス戦に「1番・DH」で先発出場。チームが1対5で敗れた中、4打数無安打、3三振と5試合ぶりのノーヒットに終わり、期待されていた41号は次戦へお預けとなった。

 この日、インディアンスの勝利に大きく貢献したのは、8月15日のタイガース戦で8回2死まで完全試合を演じていた先発右腕のトリストン・マッケンジー。初回の第1打席で大谷をカウント1ー2に追い込んでから、内角低めの81.1マイル(約130.5キロ)カーブで空を切らせると、第2打席、第3打席も同じパターンで攻略したのだ。
 
 その後もマッケンジーは快投を続け、7回0/3を投げて1失点、被安打2、奪三振8、四球1。降板の際には、本拠地に集まった観客から大きな声援が送られた。米誌『Los Angeles Times』によると、エンジェルスを率いる名将も試合後に賛辞の言葉を送ったという。

 敗戦後の会見に現れたジョー・マッドン監督は、マッケンジーのピッチングについて「力が抜けていながらも、剛速球が飛んでくる」とコメント。「彼は将来、侮れない存在になるだろう」と評しており、このところ調子を上げている24歳の才能に目を光らせた。

 これでインディアンスは前日に続いて2連勝。完敗を喫したエンジェルスは通算成績も62勝63敗となり、再び勝率5割を切っている。

構成●THE DIGEST編集部

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