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達成者はグリフィーJr.、A-Rod、カンセコら大物ばかり!大谷翔平の“大記録”に米メディアも驚嘆「ばかげている」

THE DIGEST編集部

2021.08.29

投打で異彩を放つ大谷(中央)。彼が新たに作った記録は、ロドリゲス(左)やグリフィーJr.(右)らビッグネームばかりが名を連ねるものだ。(C)Getty Images

 走攻守で快進撃を続けてきた偉才が、歴史に名を残した。

 ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、本拠地で行なわれたサンディエゴ・パドレス戦に「2番・DH」で先発出場。5回に二盗を成功させ、球団史上初となる「40本塁打・20盗塁」を達成した。
【動画】歴史的盗塁成功! 大谷翔平の40本塁打・20盗塁達成シーンはこちら

 初回の第一打席に右手首にボールを受けながらもプレーを続行した大谷。そして5回に訪れた4度目の打席に四球で出塁すると、最大の見せ場を作る。フィル・ゴセリンの打席で積極果敢に二塁を陥れ、今季20度目の盗塁に成功。見事に球団レコードを書き換えたのである。

 結局、この日はノーヒットに終わった。だが、二刀流戦士の「40本塁打・20盗塁」は現地メディアでも大きくクローズアップされている。MLBのあらゆるデータを取り扱っている『Stats By STATS』は、9月までに同記録を達成したのが、2007年のアレックス・ロドリゲスと1999年のケン・グリフィーJr.以来の快挙だと紹介。さらにメジャーリーグの外国人選手でもホセ・カンセコ、ラリー・ウォーカー、アルフォンソ・ソリアーノ、ロナルド・アクーニャJr.に次ぐ史上5人目の記録達成者であるとしている。

 いずれも米球界に名を馳せるレジェンドたちばかりだ。加えて盗塁率が過去54年間で最も低いシーズンだけに、投手も兼ねている大谷の記録は価値あるものだと言える。
 

 そんな天才プレーヤーの偉業を『Boardroom』は、こう評している。

「ショウヘイ・オオタニはエンジェルスの歴史上で初めて、40本塁打以上と20盗塁に到達した選手となった。まだ8月だというのにだ。しかも、驚くべきことに彼は防御率3.00で8勝1敗だ。ばかげている」

 これまでも投打で数多の記録を塗り替えてきた。そうした事実に、高まり続ける周囲の評価を加味すれば、2021年シーズンは、間違いなく大谷の年だと言えるだろう。

構成●THE DIGEST編集部

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