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「信じられないほど別人」パイレーツで“変貌”した筒香嘉智に韓国メディアも愕然!「『キム・グァンヒョンの日』になるはずだった」

THE DIGEST編集部

2021.08.31

パイレーツ移籍後は絶好調の筒香(左)。カーディナルス戦では、韓国の左腕キム・グァンヒョン(右)との対決でも注目を集めた。(C)Getty Images

パイレーツ移籍後は絶好調の筒香(左)。カーディナルス戦では、韓国の左腕キム・グァンヒョン(右)との対決でも注目を集めた。(C)Getty Images

“ハマの大砲”が、ようやくメジャーで本領を発揮し始めている。ピッツバーグ・パイレーツの筒香嘉智だ。

 8月16日にパイレーツ入りを果たした筒香は文字通り絶好調だ。加入後13試合(27打数)で打率.333、5本塁打、11打点、OPS1.424という驚異的なスタッツを記録。現地時間8月29日のセントルイス・カーディナルス戦では、9回に劇的なサヨナラ3ラン本塁打をライトスタンド場外に放ってみせた。

 もっともパイレーツに来るまでの筒香は、メジャー定着に向けて苦闘が続いていた。直球へのアプローチに苦戦すると、タンパベイ・レイズ、ロサンゼルス・ドジャースで打率1割台に低迷。さらに38試合で長打わずか4本と横浜DeNAベイスターズ時代に見せていたパワーも鳴りを潜めた。

 ドジャースではマイナー降格も経験。「もう日本球界に復帰すべきではないか」と巷で囁かれたなかで、29歳のスラッガーは見事に復活したのだ。

 そんな和製大砲の活躍に海外メディアからも驚きの声が上がっている。韓国紙『朝鮮日報』は、カーディナルスの先発を務めたキム・グァンヒョンとの対決をクローズアップ。「韓国の左腕は勝利への土台を作ったが、ピッツバーグにはツツゴウがいた」と称えた。

「今日は復帰戦となったキム・グァンヒョンの日になるはずだったが、ツツゴウの日になった。パイレーツに入団してから絶好調だった日本人スラッガーは、この日はチームの全得点をたったひとりで叩き出し、最後には逆転となる3ランホームランで試合を終わらせた。注目を集めた日韓対決は見事にコントラストが分かれる結果となった」
 
 また、韓国のポータルメディア『OSEN』は、「メジャー3球団目で得た機会を逃さなかった」と筒香を絶賛。怒涛の快進撃を続ける29歳を「1割打者の大逆転劇だ。これまでとは信じられないほどに別人のようである」と評した。

「今年5月にレイズを解雇され、移籍したドジャースでも成績不振で3Aに降格するなど、長くスランプが続いていたツツゴウだが、パイレーツでは長打を量産している。その姿は1割台しか打てなかったレイズ、ドジャース時代のそれではない。驚くべき変貌ぶりだ」

 はたして、筒香の輝きは今後も続くのか。そのパフォーマンスには、いまや世界が熱い視線を向けている。

構成●THE DIGEST編集部
【動画】打った瞬間に確信! 筒香嘉智が放った場外サヨナラアーチはこちら!
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