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“ア東キラー”の大谷翔平!「同じ地区じゃないのに」17本塁打はゲレーロJr.に次ぐメジャー2位の驚愕スタッツ

THE DIGEST編集部

2021.08.31

対戦が少ない相手にもパワーを発揮。驚きの本塁打内訳とは?(C)Getty Images

 ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は現地時間8月30日、本拠地で行なわれたニューヨーク・ヤンキース戦に「2番・DH」で先発出場。5回の第3打席に今季42号本塁打を放った。

 前日にはカンザスシティ・ロイヤルズのサルバドール・ペレスが5試合連続アーチで38号、そしてこの試合前にはトロント・ブルージェイズのブラディミール・ゲレーロJr.が1試合2発を放って同じく38本とし、大谷を猛追していた。一方の天才アスリートは四球攻めや不調もあって8月に本数を伸ばせず、30日のヤンキース戦も2打席連続三振に打ち取られていた。

 そんな嫌なムードを払しょくするかのように5回、打った瞬間それと分かる完璧な42号をライトスタンドへ叩き込み、ライバルとの差を4本差に広げて見せたのだった。

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 そして、大谷のこの一発は"驚き"の記録も打ち立てている。最大手スポーツメディア『ESPN』のエルデン・ゴンザレス氏が報じたのがこれだ。

「ショウヘイ・オオタニは今シーズン、ア・リーグ東地区に対して17本塁打を放っている。そしてこれは、ブラディミール・ゲレーロJr.の21本に次ぐ数字だ」。そしてこう続けた。「関連ニュースです。ショウヘイ・オオタニはア・リーグ東地区に所属していません」。

 何と、大谷は対戦数の少ない別地区にいるにもかかわらず、強豪揃いのア・リーグ東地区を完全に"カモ"にしているのだ。本塁打の内訳はこうだ。

<対ア東チーム別HR>
・オリオールズ:4本(6試合5安打)
・ヤンキース:4本(5試合4安打)
・レイズ:4本(6試合10安打)
・レッドソックス:3本(6試合8安打)
・ブルージェイズ:2本(7試合7安打)

 わずかな対戦でア・リーグ東地区の全球団相手に本塁打を放つ"グランドスラム"を達成。特に驚きなのがヤンキース戦で、今季だけでなくキャリア通じても同カードでの計5安打の全部がホームランという暴れぶり。残すヤンキースとの対戦は2試合だけなので、さすがの大谷もゲレーロJr.を抜くことは難しいだろうが、4球団がプレーオフ圏内にいるハイレベルな相手へのこの結果は改めて驚きの他ない。"カモ"からしっかり数字を稼ぎ、本塁打王争いのリードも広げてほしいものである。

構成●THE DIGEST編集部

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