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MLB

「オオタニのスピードを忘れがち」驚異の本盗を成功させた大谷翔平に米メディアも仰天!「本当に唯一無二の存在だ」

THE DIGEST編集部

2021.09.01

相手の意表を突くホームスチールを成功させた大谷。その走塁技術にも賛辞が相次いだ。(C)Getty Images

相手の意表を突くホームスチールを成功させた大谷。その走塁技術にも賛辞が相次いだ。(C)Getty Images

 もう彼に不可能なプレーなどない――。現地時間8月31日に大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)が見せた驚異的な走塁に、そう感じたファンは少なくないだろう。

 周囲を仰天させる走塁だった。3対2で迎えた5回の第3打席は申告敬遠で出塁。その後、三塁にまで進塁した直後だ。
【動画】圧巻のスピードと技術! 大谷翔平の衝撃ホームスチールがこれだ!

 カウント1-1から一塁走者のフィル・ゴスリンが二盗を敢行。すかさず相手キャッチャーのギャリー・サンチェスが二塁へ送球すると、これをチャンスと見た大谷が、果敢にホームへ駆け込んだのだ。

 相手野手が慌ててホームに返球するも及ばず。サンチェスのタッチを見事にかいくぐった大谷は、チームに貴重な追加点をもたらしたのである。

 今季22個目の盗塁をマークした大谷。ホゼ・カンセコ(1988、91、98年)、アレックス・ロドリゲス(98、2002年)、ケン・グリフィーJr.(98年)に続きア・リーグ史上4人目のシーズン42本塁打&22盗塁の達成者となった。
 
 サムライが披露した衝撃的な走塁には、米メディアからも驚嘆の声が相次いでいる。スポーツ専門サイト『Bleacher Nation』は、「今シーズンのショウヘイ・オオタニがどれだけ素晴らしいかを説くには、時間と言葉が足りない」と絶賛。さらに次のように続けた。

「オオタニは42本塁打でMLBのトップに君臨する。さらに防御率は3.00だ。これは少なくとも今シーズンに100イニング以上を投げたすべての投手の中で21番目の数字だ。しかし今夜の彼は、まるでそれでは不十分であるかのように、ホームスチールをやってのけた。いまの彼は本当に唯一無二のユニコーンであり、そのプレーを見るのはとても幸運だ」

 さらに賛辞はとどまらない。アメリカ版『Yahoo Sports』のジャック・ベア記者は、「本塁打でメジャートップに立ち、防御率でもリーグトップレベルの値を残しているために、オオタニが球界屈指のスピードの持ち主であるのを忘れがちだ」と称賛。続けて、図抜けた身体能力を褒めちぎった。

「オオタニは毎秒28.9フィートのスピードを持っている。それは現在のトップクラスと比べると劣るタイムかもしれないが、それでも平均的な選手よりも速い。ロレンゾ・ケインやブレット・ガードナーのようなスピードで名を馳せた選手よりも上だ。しかし、我々はオオタニの持つすべて力が不公平なのだと知っている。よって、いまさら驚くべきことではないのかもしれない」

 連日のように娯楽を提供し続ける大谷。いまやその一挙手一投足に、世界中が熱い視線を注いでいる。

構成●THE DIGEST編集部
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