現地時間９月３日、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は本拠地で行なわれたテキサス・レンジャーズ戦に「２番・投手」で先発出場。７回７安打２失点８奪三振で今シーズン９勝目をマークし、メジャー自己最多となる117球を投げ抜く“力投”を披露した。

　今シーズン17度目の「リアル二刀流」でマウンドに上がった大谷。初回は３番ネイト・ロウが放った打球速度102.3マイル（約164.6キロ）を右手付近に受けるアクシデントに見舞われ、親指を気にするシーンがあったものの、後続をきっちりと抑えてこの回を無失点とする。

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　２点リードで迎えた２回には、１死からニック・ソラックに内野安打を許すと、続くジェイソン・マーティンに初球を弾き返され、これがライトスタンドへの２ランに。しかしその後は、１死二、三塁のピンチを迎えた４回を100マイル連発で切り抜けると、５～７回と快投を続けてマウンドを降りた。
  　これで大谷の防御率は2.97。試合を観ていた地元紙『LA Times』のジャック・ハリス記者は「オオタニが117球を投げた後、スタンディングオベーションで見送られた」と会場の雰囲気をツイートしており、地元メディア『AngelsWin.com』も今夜の活躍について「なんというパフォーマンスだ！」と興奮気味に伝えている。

　一方、打席は４打数無安打と沈黙し、これで３試合連続のノーアーチ。試合はエンジェルスが３対２の接戦を制している。

構成●THE DIGEST編集部

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