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「オオタニが支配してきた本塁打王に急接近!」ペレスが連日の41号で大谷翔平に2本差。大型捕手の快進撃に現地メディアも熱視線

THE DIGEST編集部

2021.09.06

捕手の本塁打メジャー記録更新も視野に入るペレス。大谷との熾烈なタイトル争いからも目が離せない。(C)Getty Images

 大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)の本塁打王獲得に向けた争いは、かなり熾烈な様相を呈している。現地時間9月5日、大谷がノーヒットに終わった一方で、カンザスシティ・ロイヤルズのサルバドール・ペレスは2試合連続となる41号を放ち、大谷との本塁打数を2本差まで縮めてみせた。

 前日の試合でペレスが2打席連続アーチを記録するなか、大谷も完璧な一発で43号を叩き込み、再び3本差に広げた。しかし、大型捕手はプレッシャーを物ともせずに2戦連発でまたも肉薄。スペイン語メディア『EL EMERGENTE』も「オオタニが支配してきた本塁打王に、ペレスが急接近している」と興奮気味に報じれば、『Talkin' Baseball』も「サルバドール・ペレスがオオタニの本塁打王に待ったをかけている!」と、見事なバッティングに称賛を届けたのだった。

【動画】絶好調ペレスは外角外れた160キロもスタンドイン! 大谷との本塁打王争いが熾烈
 この日の一発は、ストライクゾーンからやや外れた外角の99マイル(約160キロ)を逆らわずにライトスタンドへ。投げたディラン・シーズ(シカゴ・ホワイトソックス)も「脱帽するしかないね。ストライクゾーンの外でちゃんとしたボールだったのに……」と、敵ながらあっぱれという表情を浮かべていた。

 ペレスは前半戦で21本塁打と確かによく打っていたが、この時点では大谷と12本の差があった。しかし、8月に5試合連続を含む12発と狂い咲き、ついにその差は2本。この間、ア・リーグ捕手最多本塁打記録を更新したが、今のペースならばジョニー・ベンチの持つメジャー捕手最多記録45本を塗り替える可能性も十分あるだろう。

 ペレスの他にも、ブラディミール・ゲレーロJr.(トロント・ブルージェイズ)も39本を打っており、きっかけをつかめばこちらもチャンスは十分。もちろん、大谷も6月15日からの13試合で11本塁打と大爆発したように、噛み合った時の輝きは誰にも負けないものがある。

  果たして、アメリカン・リーグの本塁打王レースを制するのは誰になるのか。1試合、1打席が大事になってくるのは間違いない。

構成●THE DIGEST編集部
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