MLBはレギュラーシーズンの終了まで1か月を切り、個人タイトルへの注目度が日増しに高まっている。ア・リーグではここまで"2人の選手"が傑出した活躍を見せている。
【動画】まさに完璧!MLBトップを走る大谷翔平の"43号アーチ"をチェック
そのうちの1人は周知のとおり、野球最高峰の舞台で"リアル二刀流"を体現させている大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)だ。今シーズンは、打率こそ.257ながらも、43本塁打、93打点、OPS.964、23盗塁とハイアベレージをマーク。投げても防御率2.97で自己最多の9勝(1敗)と快進撃が止まらない。
その対抗馬と見られているのが、ブラディミール・ゲレーロJr.(トロント・ブルージェイズ)だ。米放送局『CBS Sports』のマット・シュナイダー記者は「ア・リーグはこの2人の一騎打ちになるだろう」と予想。「現状、ほかの選手たちは置き去り状態だ」と伝えた。
大谷のスタッツを振り返った同記者は、不安材料として69勝71敗という「チーム成績」を指摘。しかし「これは悪い成績ではなく、平凡な成績だ」と続け、「これ以上投打の頻度は上げられない。チームスポーツなのは確かだが、これは個人対戦の連続だ。オオタニは投打でその多くに勝っている」と活躍を評した。
一方、シュナイダー氏は「今のところオオタニに軍配が上がると思うが、ゲレーロも猛烈な追い上げを見せている」と説明。「ブルージェイズがプレーオフに向けて躍進している今、オオタニの二刀流に打ち勝つ可能性は十分にあるが、私はまだそこまで行っていないと感じている」と私見を明かし、最後は次の言葉でトピックをまとめている。
「先に述べたように、球場にはこのほかに誰もいない。2人だけが別世界のようなシーズンを過ごしているんだ。もしどちらかがナ・リーグにいたのなら、MVPレースは存在しなかっただろう」
同日はパドレスとのDH制のない交流戦のため、出番なしに終わった大谷。その間にゲレーロJr.は41号、サルバドール・ペレス(ロイヤルズ)は42号を放ち、独走してきた本塁打レースも背後まで迫られている。はたして、大谷は今後のシーズンでどのようなアピールを見せられるだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
【PHOTO】世界が驚嘆する偉才・大谷翔平のキャリアを厳選ショットで一挙公開!花巻東、日ハム、エンジェルスでの活躍を振り返る
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そのうちの1人は周知のとおり、野球最高峰の舞台で"リアル二刀流"を体現させている大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)だ。今シーズンは、打率こそ.257ながらも、43本塁打、93打点、OPS.964、23盗塁とハイアベレージをマーク。投げても防御率2.97で自己最多の9勝(1敗)と快進撃が止まらない。
その対抗馬と見られているのが、ブラディミール・ゲレーロJr.(トロント・ブルージェイズ)だ。米放送局『CBS Sports』のマット・シュナイダー記者は「ア・リーグはこの2人の一騎打ちになるだろう」と予想。「現状、ほかの選手たちは置き去り状態だ」と伝えた。
大谷のスタッツを振り返った同記者は、不安材料として69勝71敗という「チーム成績」を指摘。しかし「これは悪い成績ではなく、平凡な成績だ」と続け、「これ以上投打の頻度は上げられない。チームスポーツなのは確かだが、これは個人対戦の連続だ。オオタニは投打でその多くに勝っている」と活躍を評した。
一方、シュナイダー氏は「今のところオオタニに軍配が上がると思うが、ゲレーロも猛烈な追い上げを見せている」と説明。「ブルージェイズがプレーオフに向けて躍進している今、オオタニの二刀流に打ち勝つ可能性は十分にあるが、私はまだそこまで行っていないと感じている」と私見を明かし、最後は次の言葉でトピックをまとめている。
「先に述べたように、球場にはこのほかに誰もいない。2人だけが別世界のようなシーズンを過ごしているんだ。もしどちらかがナ・リーグにいたのなら、MVPレースは存在しなかっただろう」
同日はパドレスとのDH制のない交流戦のため、出番なしに終わった大谷。その間にゲレーロJr.は41号、サルバドール・ペレス(ロイヤルズ)は42号を放ち、独走してきた本塁打レースも背後まで迫られている。はたして、大谷は今後のシーズンでどのようなアピールを見せられるだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
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