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「ア・リーグは一騎打ちだ!」大谷翔平のMVP獲得予想に米放送局が見解!「ゲレーロと彼は別世界にいる」

THE DIGEST編集部

2021.09.09

ア・リーグで傑出した活躍を見せる大谷(左)とゲレーロJr.(右)。はたしてMVPはどちらの手に渡るのか。(C)Getty Images

 MLBはレギュラーシーズンの終了まで1か月を切り、個人タイトルへの注目度が日増しに高まっている。ア・リーグではここまで"2人の選手"が傑出した活躍を見せている。

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 そのうちの1人は周知のとおり、野球最高峰の舞台で"リアル二刀流"を体現させている大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)だ。今シーズンは、打率こそ.257ながらも、43本塁打、93打点、OPS.964、23盗塁とハイアベレージをマーク。投げても防御率2.97で自己最多の9勝(1敗)と快進撃が止まらない。

 その対抗馬と見られているのが、ブラディミール・ゲレーロJr.(トロント・ブルージェイズ)だ。米放送局『CBS Sports』のマット・シュナイダー記者は「ア・リーグはこの2人の一騎打ちになるだろう」と予想。「現状、ほかの選手たちは置き去り状態だ」と伝えた。
 
 大谷のスタッツを振り返った同記者は、不安材料として69勝71敗という「チーム成績」を指摘。しかし「これは悪い成績ではなく、平凡な成績だ」と続け、「これ以上投打の頻度は上げられない。チームスポーツなのは確かだが、これは個人対戦の連続だ。オオタニは投打でその多くに勝っている」と活躍を評した。

 一方、シュナイダー氏は「今のところオオタニに軍配が上がると思うが、ゲレーロも猛烈な追い上げを見せている」と説明。「ブルージェイズがプレーオフに向けて躍進している今、オオタニの二刀流に打ち勝つ可能性は十分にあるが、私はまだそこまで行っていないと感じている」と私見を明かし、最後は次の言葉でトピックをまとめている。

「先に述べたように、球場にはこのほかに誰もいない。2人だけが別世界のようなシーズンを過ごしているんだ。もしどちらかがナ・リーグにいたのなら、MVPレースは存在しなかっただろう」

 同日はパドレスとのDH制のない交流戦のため、出番なしに終わった大谷。その間にゲレーロJr.は41号、サルバドール・ペレス(ロイヤルズ)は42号を放ち、独走してきた本塁打レースも背後まで迫られている。はたして、大谷は今後のシーズンでどのようなアピールを見せられるだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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