ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、いまや全米で注目の的となっている。

　現地９月14日からエンジェルスは、敵地で開催されるシカゴ・ホワイトソックスとの３連戦に臨む。米専門メディア『FAN SIDED』のホワイトソックスの番記者を務めるヴィニー・パリーゼ氏は、「エンジェルスの選手が街にやってくることは、とてもエキサイティングだ」と銘打った記事を掲載した。

【動画】弾丸ライナーで44号HR！大谷翔平の最新ホームランをチェック

　今回の３連戦はホワイトソックスにとって重要な位置づけと見るパリーゼ記者は、その根拠に「ショウヘイ・オオタニのプレーが見られる」と列挙している。

　今季の大谷の快進撃は周知のとおりだ。ここまで44本塁打、94打点、91得点だけでなく、長打率.611、OPS.972と圧巻の数字を叩き出す。そんな27歳の二刀流について同記者は「これはクレイジーな数字だ」と評し、「メジャーリーガーのMVPに相応しい」と称える。
  　圧巻の打撃成績を残しながら投手でも活躍する大谷は「平凡なスターターでない」。21試合に登板している背番号17は、９勝２敗、136奪三振で防御率3.36、WHIP1.12だ。この内容について同記者は「投手と打撃を合わせると、野球史上最もセンセーショナルなシーズンだ」と伝えている。

　そして「アメリカン・リーグで満場一致でMVPに選ばれるかもしれない」大谷がシカゴに来ることには「本当にクールだ」と歓迎。そして、シカゴのファンに次のように呼びかけた。

「彼を封じ込みホワイトソックスが勝つことを望むが、ショーを楽しむことをお勧めします。チケットを買う予定の人は今がチャンス！」

　現地13日にはトロント・ブルージェイズのブラディミール・ゲレーロJr.が45号ホームランを打ち込んだため、ホームラン数ではMLB２位に後退している大谷。この３連戦で再び快音を響かせるだろうか。エンジェルスファンに限らず大谷の一挙手一投足を全米ファンが見守る。

構成●THE DIGEST編集部

【PHOTO】世界が驚嘆する偉才・大谷翔平のキャリアを厳選ショットで一挙公開！花巻東、日ハム、エンジェルスでの活躍を振り返る