ピッツバーグ・パイレーツへの電撃移籍から間もなく１か月。打撃不振に苦しみ３球団を渡り歩いた筒香嘉智は、ようやく本来の姿を取り戻したようだ。

【動画】４番の仕事を果たす！筒香がタイムリーを打つ様子をチェック

　現地時間９月14日のシンシナティ・レッズ戦に「４番・一塁手」で２戦ぶりのスタメン出場した筒香は、初回１死一、二塁のチャンスで打席に入ると、右前へ運んでタイムリーヒットを記録。第２打席は右飛で終わるも、５回無死一、二塁で迎えた第３打席ではシンカーを逆方向にはじき返して左前適時打に。この日は４打数２安打２打点の活躍で、チームの１点差勝利に貢献した。

　新天地に移ってから、65打数19安打、７本塁打、17打点で打率.292と冴えわたる。そんな29歳には現地メディアの評価もうなぎ上りだ。ピッツバーグのラジオ局『93.7 The Fan』で元プロデューサーのクレイグ・ライリー氏は、「ヨシはパイレーツに来てからボールを粉砕する。リーグはうまく調整し彼に慎重に投げ始めている」と伝えている。
  　ここ６試合はホームランはないものの、コンスタントに打ち続けており、ライリー氏は「ヨシは打点をあげるためシングルヒットを打ち始めた」とその仕事ぶりを評価。そして「ヨシと再契約を！」と訴えた。

　２年契約最終年の終盤に差し掛かる筒香。果たして来季の契約に繋がるパフォーマンスを見せられるだろうか。本場アメリカでプレーする残りの試合にも期待だ。

構成●THE DIGEST編集部

【PHOTO】ダルビッシュ、大谷、マエケン！メジャーリーグで活躍する日本人選手を一挙紹介！