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本塁打王争いが激化! “偉業”に迫るペレスと大谷翔平の比較論に米記者が反応「誰かがオオタニに価値はないと言った」

THE DIGEST編集部

2021.09.16

本塁打数で大谷(右)に並んだペレス(左)。その打棒に賛辞が相次ぐ一方で……。(C)Getty Images

 当代屈指のキャッチャーが、偉業達成を目前にしている。

 現地時間9月15日、本拠地で行なわれたオークランド・アスレティックス戦で、カンザスシティ・ロイヤルズの主砲サルバドール・ペレスが、今季44号となるソロ本塁打をマーク。本塁打王レースで、ついに大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)に並んだ。
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 勢いが止まらない。8月に球団タイ記録の5試合連続、計12本塁打の大爆発を見せたペレスは、9月に入っても絶好調。ここまで5本を打ってきた31歳の捕手は、自身1000試合目となったこの日に、まさにメモリアルな一発を放った。

 技ありの流し打ちでライトスタンドへと放り込んだペレスは、本塁打王争いでトップに立つブラディミール・ゲレーロJr.(トロント・ブルージェイズ)に1本差と迫る。さらに1970年にジョニー・ベンチが記録した捕手のシーズン最多本塁打数(45)にも王手をかけた。

 捕手で史上唯一の本塁打王に輝いたベンチをも超えそうな気配だ。偉業達成が目前のペレスには、地元メディアも賛辞を惜しまない。米野球専門サイト『Fan Side』は、「ペレスは偉大な記録を塗り替えようとしている」と殿堂入り捕手ベンチの記録更新に期待を寄せた。
 
「ペレスは今季44本目を放ったことでラテンアメリカンの捕手が持つシーズン本塁打記録(ハビー・ロペスの43本)を更新した。そんな大きな目標を超えた彼はベンチの本塁打記録にも1本差に迫っている。もう彼の勢いは止まらないのだ」

 一方で、本塁打王ならびにシーズンMVPも争う大谷との比較論に反応する記者もいる。米放送局『NBC』のマット・ウィリアムス氏は、自身のツイッターで次のように発信した。

「誰かは私にショウヘイ・オオタニがペレスほどの価値がないと言った。その発言を耳にして、今夜はもう寝るしかないなと感じたものだ」

 日々熾烈さを増すアメリカン・リーグの本塁打王争い。ここにきて三つ巴の様相を呈するレースを制するのは一体誰なのか。最後の最後まで目が離せない展開となりそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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