10月30日、ワールドトライアウト社の会見が学士会館で行われ、同社主催の「ワールドトライアウト2019」の詳細が発表された。会見には加治佐平CEOと田中聡COOのほか、監督を務める清原和博氏も出席した。
「ワールドトライアウト2019」は、NPBの合同トライアウトとは異なり、今年から新設された企業主催の公開トライアウトで、元プロ野球選手だけでなく、高卒以上のアマチュア選手や、アメリカのマイナーリーグ選手も参加可能。NPBスカウトや海外移籍をサポートする代理人らが招かれる。清原氏は監督として、予選から本選に進む選手の選出や、本選の優秀選手選考などに携わるという。
田中CCOは今回のイベントについて、「NPBへの入団を担保するためには、少なくとも3A以上のレベルを担保する必要があるが、既存の合同トライアウトでは難しい部分がある。今回の『ワールドトライアウト2019』には、3Aでの実績豊富な外国人選手が多く参加し、NPB挑戦の場として十分なレベルを確保できていると思う」と自信を覗かせる。ひさびさに公の場に姿を現した清原氏は、監督就任にあたっては「やはり自分には野球しかない。このような機会をいただいて大変感謝している。選手たちとともに、自分も必死になって久々のグラウンドに立ちたい」と意気込みは十分だ。「ワールドトライアウト2019」は、NPBの合同トライアウトとは異なり、今年から新設された企業主催の公開トライアウトで、元プロ野球選手だけでなく、高卒以上のアマチュア選手や、アメリカのマイナーリーグ選手も参加可能。NPBスカウトや海外移籍をサポートする代理人らが招かれる。清原氏は監督として、予選から本選に進む選手の選出や、本選の優秀選手選考などに携わるという。
ワールドトライアウト2019はまず、11月7日にサーティーフォー保土ヶ谷球場で予選を開催。独立リーグの選手やアマチュア選手たちが参加できる。続く11月30日の本選には、予選の合格者のほかに、アメリカのマイナーリーガーや合同トライアウトで合格に至らなかった元プロ選手なども参加し、明治神宮野球場で行われる。現時点での本選出場者には、元ヤクルトのジョシュ・ルーキ、マット・カラシティ両投手や、元楽天のフェリックス・ペレス外野手、プレミア12プエルトリコ代表のアントニー・ガルシア外野手などが予定されている。
事件後、久々の"球界復帰"となり「甲子園や日本シリーズよりも緊張した」という清原氏。彼が今後の野球界にどんな貢献をしていくかにも注目が集まる。
構成●筒居一孝(スラッガー編集部)