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プロ野球

パ・リーグ6球団の戦力外は61人。ドラ1ピッチャーや甲子園春夏制覇投手の名も

藤原彬

2019.10.28

救援陣の大黒柱的存在でもあった楽天の福山は、育成契約を打診されている。写真:山手琢也

救援陣の大黒柱的存在でもあった楽天の福山は、育成契約を打診されている。写真:山手琢也

 日本シリーズ終了翌日の24日が第2次戦力外通告期間の締め切りとなった。所属した球団では芽が出ずとも、苦しみをバネに這い上がり表舞台へ出戻った選手もいる。パ・リーグでは今年、2度の戦力外通告期間に合わせて61人の選手が所属球団から戦力外通告を受けた。
 
 2010年ドラフトで6球団から1位指名を受けた大石達也は、戦力外通告後に現役引退を表明して西武の球団スタッフへ。肩の故障に悩まされたこともあり、高過ぎる前評判にはこたえられなかったが、通算132登板で防御率3.64の成績を残した。

 “琉球トルネード”こと島袋洋奨は興南高3年時に春夏制覇を果たして名を馳せ、中央大を経て14年ドラフト5位でソフトバンクに入団したが、一軍での登板は1年目の2試合のみ。

 福山博之は16年にリーグ最多69試合に投げ、翌17年には開幕から36登板も連続無自責点を続けるなど救援陣の大黒柱的存在でもあったが、ヒジと肩にメスを入れた今オフに戦力外通告を受けて育成契約を打診されている。

 東海大時代に日本代表でもトップバッターを任された伊志嶺翔大は、10年ドラフト1位でロッテに入団すると1年目から32盗塁と持ち味を見せつけた。2年目以降はレギュラー定着さえかなわず、一軍コーチ就任が発表されている。

 中村勝は09年のドラフトで日本ハムから1位指名されると、12年には二十歳にして日本シリーズの先発マウンドを踏んだ。7回を無自責点と堂々たるピッチングを披露したが、故障にも阻まれて花を咲かせられず。

 通算96勝の成瀬善久はロッテ時代の恩師が率いるオリックスに今年の春季キャンプでテストを受けて入団したが、6登板で白星なしに終わった。1年目からフル回転してヒジを手術した黒木は育成選手として再スタートを図る。
 
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