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「投手にとっては悪夢」新天地でOPS1.072の筒香嘉智を同僚&監督が称賛!来季進退はシーズン終了後に決定

THE DIGEST編集部

2021.09.24

今季3球団目にして、本来の姿を取り戻した筒香。(C)Getty Images

 筒香嘉智(ピッツバーグ・パイレーツ)の現地での評価が、日増しに高まっている。

 現地9月23日のフィラデルフィア・フィリーズ戦に「2番・右翼」でスタメン出場した筒香は、第2打席で右安打を放ち4打数1安打を記録。3戦連続安打とコンスタントに結果を残す29歳は、パイレーツ移籍後の33試合で打率.311、OPS1.072と打ちまくっている。

 そんな大砲の躍動ぶりに感嘆するチームメイトらの声を、地元紙『Triblive』が紹介している。先発左腕のディロン・ピーターズは「彼はかなりのパワーがあって、見ていて楽しいよ」と称賛し、「左右関係なく打つから、投手にとっては悪夢。そしてホームランを打つから常に脅威だね」と投手目線でその実力を評価。

 ピッツバーグの期待の星、2年目の三塁手ケブライアン・ヘイズは「彼は本当に良いバッターだね。アメリカに来る前にプレーしていたリーグでは、本当に強打者だったと思う」と語ったうえで、代打で出場した試合では二塁打2、本塁打3、5打点で打率.625と役目を果たすサムライをこう評する。

「単なるプルヒッターではない!彼はどうやってヒットにするか知っている」
 
 外野を抜ける強打を放つ打棒を、デレク・シェレトン監督も称えており、「ヨシが際立っているのは、期待がかかりすぎていないのがひとつの理由だと思う」と見解を話した。

 そんな頼もしい新鋭ながら、来季以降の進退は明かされていない。ベン・チェリントンGMは「来年以降のことは何も話していない」と言い、シーズンが終わるのを待ってから契約交渉を始めるとしている。

 同僚や監督から厚い信頼を得たサムライ。残り10試合、来季の契約を勝ち取るパフォーマンスを発揮してくれることを期待したい。

構成●THE DIGEST編集部

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