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「抜群のショーだ!」大記録は逃すも好投の大谷に賞賛続々!「ペドロのようなスピードで……」

THE DIGEST編集部

2021.09.27

変化球を多投しつつも、随所に剛速球を織り交ぜるなど、気迫とテクニックを両立して抑えていた大谷。打線の援護がなかったことだけが悔やまれる。(C)Getty Images

 1918年のベーブ・ルース(当時レッドソックス)以来103年ぶりの、「2ケタ勝利&2ケタ本塁打」を目前としていた大谷翔平(エンジェルス)。大記録をかけて現地時間9月26日の対マリナーズ、本拠地最終戦で今季23試合の先発登板に臨んだが、7回1失点と好投しながら打線の援護に見放され、またも勝ちはつかなかった。

 とはいえ、内容自体は素晴らしいものだった。7回にジャレッド・ケレニックに本塁打を浴びたとはいえ、10三振を奪った一方で四球はゼロ(1死球)。3回のJP・クロフォードから奪った三振でシーズン150奪三振もクリアした。
 
「オオタニは10勝目を挙げていない。だが、それでも支配的なショーだった」

 この日の大谷の投球をこう振り返ったのは、MLB公式サイトのエンジェルス担当ライター、ブレット・ボリンガー記者。ニュースサイト『WBOY 12News』のレポーター、ライアン・デッカーも、「ペドロ・(マルティネス)みたいなスピードでコーナーを突いていた」と、通算219勝の殿堂入り投手を引き合いに出して絶賛している。事実、7回には112球目にして99マイル(約159.6キロ)を叩き出すなど、まさにスピードでねじ伏せる投球を随所で見せてくれた。

 なお、試合は大谷降板後にエンジェルスのリリーフ陣が崩れ、1対5で敗戦。今季は6試合を残して74勝82敗となり、4年連続の負け越しが確定した。

構成●THE DIGEST編集部

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