レギュラーシーズンの終了まで残り１週間を切った。そんななかで、ふたりに絞られつつあるアメリカン・リーグのMVP争いが白熱している。
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　目下、候補の最右翼に挙げられているのが、大谷翔平（ロサンゼルス・エンジェルス）とブラディミール・ゲレーロJr.（トロント・ブルージェイズ）だ。前者は二刀流で球界に大旋風を巻き起こし、一方の後者も史上最年少での三冠王の可能性を残す怪物スラッガーだ。

　ともにMLBの本塁打王争いも演じている。そんな両雄の一挙手一投足は、シーズンを通して常に注目を集めてきたが、ついに当人が気になる話題に切り込んだ。現地時間９月27日、ドミニカ・メディア『Z101』でディレクターを務めるエクトル・ゴメス氏の取材に応じたゲレーロJr.は、“ライバル”への賛辞を惜しまなかった。

「ショウヘイは素晴らしい野球選手だ。それでいて素晴らしい人間であり、非常に謙虚なんだ。ほんとうに天才だよ。なんていうんだろうな、彼はそれが機能するかどうかを確認するために地球に送られた何かの実験台みたいな感じなんだ。実際に機能していると思う」
  　さらにMVP争いについて問われた22歳の逸材は、「僕はMVPにも、三冠王にも焦点を当ててない。とにかくチームをプレーオフに連れていくことに集中している」と主張。そのうえで、こう続けた。

「僕はMVPに最もふさわしい選手が獲ることを望むよ。もしも、オオタニに与えられるならそれがふさわしいからだ。逆に僕がもらえるなら、それは僕がそれに値するということだ。でも、僕はプレーオフとMVPのどちらかを問われれば、プレーオフの方を優先したいね」

　はたして最終的に誰がこのタイトルを手にするのか。その行方は間違いなく世界から熱視線が向けられている。

構成●THE DIGEST編集部

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