MLBのレギュラーシーズン終了まで残り６日となった。球界屈指の名手たちの活躍が目立った今季にあって、文字通りの大ブレイクを果たしたのが、大谷翔平（ロサンゼルス・エンジェルス）だ。
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　右肩の故障が癒えた今季は開幕から快進撃が止まらなかった。打ってはここまで45本塁打、98打点、OPS.962のハイアベレージをマーク。一方で９勝を挙げているピッチングも130.1イニングで防御率3.18、奪三振率10.77（156個）という抜群の安定感を誇っている。

　1918年にベーブ・ルースが記録した「二桁本塁打・二桁勝利」の偉業にもあと１勝と迫る。そんな異能のサムライに影響を受けるのは、メディアやファンだけではない。しのぎを削りあってきたライバルも賛辞を惜しまず、今回「本当に素晴らしいね」と絶賛したのは、サンフランシスコ・ジャイアンツの好打者マイク・ヤストレムスキーだ。

　1967年に三冠王となった大打者カールを祖父に持つM・ヤストレムスキーは、現地時間９月28日に米放送局『FOX Sports』のアナリストであるベン・バーランダー氏のポッドキャスト番組『Flippin Bats』に出演。そのなかで、大谷をベタ褒めした。

「ショウヘイは本当にいとも簡単に球界の顔になってしまった。これは驚くべきことだと思う。彼が投打の両方でエリートレベルのパフォーマンスを披露しているのだから、当然だとは思うけど、それを見ていられるのは本当に素晴らしいことだ」
  　また、今年６月の対戦で大谷から痛快な一発を放ったM・ヤストレムスキーは、こうも語っている。

「僕はショウヘイからホームランを打てた。あれは僕にとってメジャーリーグで最も思い出に残る瞬間のひとつになっているよ」

　ライバルたちからも称賛される大谷は、球史に残るシーズンをいかに締めくくるのか。残りわずかとなった試合でのパフォーマンスが注目される。

構成●THE DIGEST編集部

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