アメリカン・リーグのMVPを巡る議論が白熱している。
多士済々の猛者たちが鮮烈な輝きを放った今季のMLBにあって、注目のレースで筆頭候補と見られているのが、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)とブラディミール・ゲレーロJr.(トロント・ブルージェイズ)のふたりだ。
【動画】米球史に残る痛烈打! 大谷翔平の最新スリーベースヒットをチェック
二刀流で快進撃を続けてきた大谷は1918年にベーブ・ルースが作った「2桁本塁打・2桁勝利」にわずか1勝に迫るなど、球史に残るシーズンを送ってきた。一方のゲレーロJr.は、打率.311、47本塁打、109打点と主要部門で大谷を上回っており、22歳とは思えない打棒を披露してきた。
全米野球記者協会が選出した30人の記者の投票によって決まる同賞。レギュラーシーズンが大詰めを迎え、その行方は全米メディアのホットなトピックと化している。そんななかで「今年のMVPはオオタニこそがふさわしい」と訴えたのは、ボストンのスポーツ専門メディア『Boston Sports Journal』のシーン・マクアダム記者だ。
地元球団レッドソックスなどを長年追い続け、球界の酸いも甘いも知るベテラン記者は、今季のMVPレースについて「オオタニがやっていることは、文字通り歴史的なことなんだ」と論じた。
「我々はあらゆる場面で、『歴史的だ』という言葉を用いているが、今季の彼ほど当てはまる選手はいない。オオタニは打者として、本塁打、三塁打、OPS、長打率、総塁打数、その他にも数え切れないほどの部門でリーグトップクラスのひとりだ。それでいて、彼はチームナンバーワンと言っても過言ではないほどのピッチングも披露してきた」
そして気になるゲレーロJr.との比較については、「彼の活躍は前例がないわけではない」とキッパリ。そして、こう続けた。
「ブルージェイズにとっても素晴らしい1年だったと言える。しかし、ゲレーロJr.ほどの活躍は驚異的だとは言えない。オオタニと比べて一世紀に一度という活躍ではなかった」
日増しに現地メディアでの議論の熱が高まっているア・リーグのMVPは、いかなる決着を見るのか。審判の時が迫っている。
構成●THE DIGEST編集部
【PHOTO】世界が驚嘆する偉才・大谷翔平のキャリアを厳選ショットで一挙公開!花巻東、日ハム、エンジェルスでの活躍を振り返る
多士済々の猛者たちが鮮烈な輝きを放った今季のMLBにあって、注目のレースで筆頭候補と見られているのが、大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)とブラディミール・ゲレーロJr.(トロント・ブルージェイズ)のふたりだ。
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二刀流で快進撃を続けてきた大谷は1918年にベーブ・ルースが作った「2桁本塁打・2桁勝利」にわずか1勝に迫るなど、球史に残るシーズンを送ってきた。一方のゲレーロJr.は、打率.311、47本塁打、109打点と主要部門で大谷を上回っており、22歳とは思えない打棒を披露してきた。
全米野球記者協会が選出した30人の記者の投票によって決まる同賞。レギュラーシーズンが大詰めを迎え、その行方は全米メディアのホットなトピックと化している。そんななかで「今年のMVPはオオタニこそがふさわしい」と訴えたのは、ボストンのスポーツ専門メディア『Boston Sports Journal』のシーン・マクアダム記者だ。
地元球団レッドソックスなどを長年追い続け、球界の酸いも甘いも知るベテラン記者は、今季のMVPレースについて「オオタニがやっていることは、文字通り歴史的なことなんだ」と論じた。
「我々はあらゆる場面で、『歴史的だ』という言葉を用いているが、今季の彼ほど当てはまる選手はいない。オオタニは打者として、本塁打、三塁打、OPS、長打率、総塁打数、その他にも数え切れないほどの部門でリーグトップクラスのひとりだ。それでいて、彼はチームナンバーワンと言っても過言ではないほどのピッチングも披露してきた」
そして気になるゲレーロJr.との比較については、「彼の活躍は前例がないわけではない」とキッパリ。そして、こう続けた。
「ブルージェイズにとっても素晴らしい1年だったと言える。しかし、ゲレーロJr.ほどの活躍は驚異的だとは言えない。オオタニと比べて一世紀に一度という活躍ではなかった」
日増しに現地メディアでの議論の熱が高まっているア・リーグのMVPは、いかなる決着を見るのか。審判の時が迫っている。
構成●THE DIGEST編集部
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