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プロ野球

【2021ドラフト展望:DeNA】「即戦力重視」から「長期的な強化」へ。未来の正捕手とエースの両方を狙え!<SLUGGER>

THE DIGEST編集部

2021.10.07

強肩強打にキャッチング、インサイドワークと総合的に評価が高い古賀。若手捕手が伸び悩むDeNAにとっては違いをもたらす存在となるはずだ。写真:滝川敏之

強肩強打にキャッチング、インサイドワークと総合的に評価が高い古賀。若手捕手が伸び悩むDeNAにとっては違いをもたらす存在となるはずだ。写真:滝川敏之

 10月11日に行なわれるプロ野球ドラフト会議。各チームの育成状況や弱点を踏まえた上で、「誰を指名するか」ではなく「誰を指名するべきか」という観点からドラフトを展望する。リーグ最下位に沈むDeNAは、どのような戦略でドラフトに臨むべきだろうか。

【2021年ドラフトのテーマ】
・若手に競争を促す捕手の逸材を獲得
・将来のエースになり得る高卒投手


 三浦大輔新監督の下でスタートした今季は低迷してしまったが、これは開幕当初に外国人選手の来日が遅れたことや、故障者が続出したことによるもの。戦力が整い始めた6月以降なら、勝率5割以上の戦いができている。過去5年間で3度Aクラスに食い込んでいることを考えても、戦力は決して低いわけではない。だが、今後の躍進を目指す上では、特にバッテリーに不安が残る。

 捕手陣には伊藤光や戸柱恭孝、嶺井博希ら一軍経験豊富な選手が揃っているが、3人はいずれもすでに30代。その一方で、23歳以下の捕手たちには一軍経験がほとんどないのだ。今年から23歳の山本祐大が起用され始めたが、まだまだ未知数な部分が多い。

 そこで今年は、候補の中でも特に評価の高い古賀悠斗(中央大)か、もしくは松川虎生(市和歌山高)を狙いに行くべきだろう。古賀は高校時代から強肩強打で注目を集めており、大学では攻守にさらなる磨きをかけた。4年春のシーズンでは打率.341、3本塁打と結果を残し、プロ1年目から山本らと切磋琢磨するだけのポテンシャルは十分に備えている。
 
 一方の松川は高校生野手の中でもトップクラスの長打力がある打撃が魅力だ。肩の強さやフットワークなども秀でており、こちらは未来の正捕手候補として期待できる。少なくともどちらか1人は上位で獲得しておきたい。

 また、チーム防御率でリーグ最下位の投手陣も、毎年のように大卒投手を上位指名してきたが、故障者続出の影響もあって層の薄さがネックになっている。高校生投手の指名が下位に偏っていたこともあり、上位指名の大卒投手が故障などで離脱すると一気に戦力が脆弱化してしまっていことが原因だ。

 そういう意味で今年は、小園健太(市和歌山高)や風間球打(ノースアジア大明桜高)、森木大智(高知高)が揃う格好のドラフトとなる。また、畔柳亨丞(中京大中京高)や深沢鳳介(専大松戸高)、石田隼都(東海大相模)など、その下にも有望な投手が多い。彼らの中から少なくとも1人は指名して、投手の層を厚くしたい。とはいえ、優先度で言えば捕手の方がやや高いので、1位で古賀か松川を狙い、2位以降で畔柳や石田らを狙うプランが現実的か。

 これまでは大学生を中心に、1年目から結果を残せる即戦力の選手を上位指名してきた。その方針は一定の成果を残しているが、故障者が続出すると崩れやすいのも事実だ。今後は層の厚さを重視した長期的な強化へと移行しながら、来季以降ふたたびAクラス争いに食い込むチーム作りを目指したい。

【表】DeNA ポジション別年齢分布

文●ハマノンタン

【著者プロフィール】 
横浜生まれ横浜育ちのベイスターズファン。前向きな応援と冷静な分析が信条。ブログ「データで語るドラフト・育成論」を運営。
 

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