プロ野球

ヤクルトのドラ1指名・山下輝はどんな選手?トミー・ジョン手術から復活した最速152キロの大型左腕

THE DIGEST編集部

2021.10.11

100kgの巨体から剛速球を投げ込む。トミー・ジョン手術から復活した不屈さも含め、将来が楽しみな逸材だ。写真:滝川敏之

 10月11日に行なわれたドラフト会議で、ヤクルトが山下輝(法政大)を外れ1位で指名し、交渉権を獲得した。彼が一体どんな選手なのかを紹介しよう。

【名前】山下輝(やました・ひかる)
【生年月日】1999年9月12日(22歳)
【出身地】千葉県
【身長/体重】188cm/100kg
【守備位置】投手
【投打】左投左打
【経歴】木更津総合高→法政大
 
 巨体から最速152キロのストレートを投げ込み、スライダーとのコンビネーションで三振を奪う本格派左腕。ドラフト前日の10日には立大戦で秋季リーグ初先発を果たし、7回2失点、毎回の12奪三振を奪う好投を見せた。

 木更津総合高時代は1学年上の早川隆久(現楽天)卒業後にエースとなり、2017年のU-18ワールドカップでは日本代表に選出。キューバ戦で勝利投手にもなっている。法政大では1年時に左ヒジを痛めてトミー・ジョン手術を受けたため2年間登板がなかったが、3年春のリーグ戦で復帰。今春のシーズンは32イニングで25三振を奪う一方、四死球わずか7と高い制球力も発揮していた。プロの世界でもその能力を披露したいところだ。

 事前の報道ではDeNAの一本釣りが予想されていたが、実際のドラフトでは外れ1位で広島とヤクルトが競合し、後者が指名権を獲得している。

構成●THE DIGEST編集部