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「全てがオオタニの世界だった」米メディアのエンジェルス評は“大谷翔平一色”に!歴史的な1年を再確認

THE DIGEST編集部

2021.11.05

投打で違いを生み出した大谷。MLB全体で見ても図抜けたパフォーマンスを披露した。(C)Getty Images

 今季の大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)は、文字通り異次元の活躍ぶりだった。
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 2019年の就任時に「選手をチャイナドール(陶磁器製の人形)のように扱ってはいけない。選手は人形ではない」と明言したジョー・マッドン監督から起用の制限を外された"怪物"は、水を得た魚のように躍動した。打撃は打率.257、46本塁打、100打点、103得点、さらにキャリアハイの26盗塁をマーク。投げては130回1/3で9勝(2敗)、防御率3.18、156奪三振と、およそ打者兼任とは思えない好成績を残した。

 あのベーブ・ルースですら成しえなった「クインタプル」(投打5部門での100超え)も達成した大谷は凄まじかった。しかしながらチームはアメリカン・リーグ西地区4位と低迷。マイク・トラウトら主力の故障が相次ぎ、27歳のサムライ以外に何もなかったと言っても過言ではないシーズンを送ったのだ。

 それだけに今季のエンジェルスへの評価が、あらゆる局面で違いとなった背番号17に集中するのは無理もない。それを象徴しているのが、現地時間11月4日に掲載された米スポーツ専門メディア『the Score』の特集記事だ。
 
 同メディアは特集においてMLB各球団の今季を総括。「MVP」「ベストピッチャー」「最も改善された選手」「最も失望した選手」「ベストルーキー」をそれぞれ選出したのだが、最も失望した選手とベストルーキーを除いて大谷を選出したのだ。

 前述の活躍ぶりを考えれば、当然の選択ではある。ゆえに同メディアは、エンジェルスの1年をまとめた寸評を、こう記している。

「全てがオオタニの世界だった。そして我々もただそこに浸った。二刀流によるセンセーションがあらゆること導き、あらゆる記録を成し遂げた。本塁打数はメジャーで3位、長打率も4位、盗塁は8位だ。投手としても、彼が挙げた9勝はエンジェルスでトップであり、9イニングあたりの奪三振率10.8は、アメリカン・リーグの130イニング以上を投げた投手で5位にランクされた。また、『Fan Graphs』は、オオタニに投手と打者の合計で最高の8.1fWARをつけた。この数字が今季のエンジェルスを何よりも表している」

 全てが大谷の世界――。鵜の目鷹の目の米メディアにそこまで言わしめる大谷は、やはり凄まじいとした言いようがない。

構成●THE DIGEST編集部

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