北海道日本ハムファイターズの新監督に就任した新庄剛志氏が、野球解説者で、同球団OBの森本稀哲氏のYouTubeチャンネル『ひちょりズム』に出演。監督オファーを受けるまでの経緯や今後の方針について対談し、公開された11分ほどの動画の再生数は60万を超える注目を集めている。

　まず、すでに注目を集めている新指揮官は、「一人ひとりにキャラをつけたい。ピッチャーできたら３人。野手で４人、タレントを作りたい」と提案。そして「勝ちたいとか全然思わない」との発言。これに森本氏が「ツーさんらしいですね！」と笑いながら返答すると、新庄監督は「自然にタレントが出来たら強くなる」と持論を展開した。

　新庄氏が選手として同球団でプレーした際（2004～2006年）、同僚であり弟分であった森本氏は、「ツーさんがまずは私服から変えろ」と言われたと告白。見られる意識を持ち、タレント性を高めた結果、2006年に達成した44年ぶり日本一に繋がったという。
  　タレントを育てるために選手にスポットを当てさせると思わせながらも、「来年から俺が目立つ。監督が一番目立つから！」と言う新庄監督は、「最初は俺！ 次に12球団を助けたい」と断言。プロ野球全体に活気を取り戻そうと意を決している。

　就任会見からわずか２日。早くも来季、新庄監督が見せてくれるパフォーマンスを期待するファンは多そうだ。

構成●THE DIGEST編集部

【PHOTO】昨年は本気の“プロ野球復帰宣言”をした新庄！12球団合同トライアウトに参加した際の厳選ショット