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「ソト級のインパクトを与える可能性」鈴木誠也の打撃スキルを米メディアが絶賛!大谷との比較では「同等の数字を残せるかも」

THE DIGEST編集部

2021.11.08

打撃スキルにたけた鈴木は、MLBでも通用する可能性が高そうだ。写真:金子拓也(THE DIGEST写真部)

 MLBが公式に鈴木誠也のポスティングでのメジャー移籍を発表して以降、連日のように日本の主砲の話題が米メディアを賑わせている。

 様々な情報を交えながら語られる鈴木の打者としてのスキルは、すでにメジャーで活躍を続けている他のスラッガーとも比較されているようだ。米スポーツサイト『DEADSPIN』は、「セイヤ・スズキとは何者なのか?」というトピックを配信。鈴木の昨年までの成績と共に、選手としての特徴を他の打者になぞらえながら紹介している。

 着目しているのは鈴木の昨年の打撃成績の中で、三振数(88個)と四球(87個)の数がほぼ同じだった点。これについて「プレートディシプリン(投手では投球内容、打者は選球眼などについて統計的にまとめられたデータ)が優れており、球速が過去最高となっている昨今のゲームでは非常に大きな要素」と重要性を示した。その上で「オオタニがNPB最終年、三振が63個、四球は24個だった」として大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)のNPB時の成績と比較し、「スズキはオフェンス面でオオタニと同等の数字を残せるのではないか」と予想を述べている。
 
 鈴木の年度別成績をみると、過去3年を振り返ってもトータルで三振数よりも四球の数が上回っており、選球眼や三振の少なさも打者としての大きな特徴として知られている。それらは2度の首位打者獲得や、長打力、勝負強さのベースとも言える、鈴木が持ち合わせる高い打撃力の一部と言えるだろう。

 さらに記事の中では、メジャーリーグで同様のスキルの高さを持つ打者としてフアン・ソト(ワシントン・ナショナルズ)を挙げており「ソト級のインパクトを与える可能性も秘めている」と述べ、「スズキはどの球団と契約しても同じようなエネルギーをもたらしてくれるだろう」と、高く評価した。

「ヒデキ・マツイ以来の日本人外野手では最も強力な打者となるかもしれない」と、プレーヤーとしての能力の高さも強調していた同メディア。日本が誇る27歳のホームランアーチストが、新たな日本人メジャーリーガーとして知られる日は、もうすぐそこかもしれない。

構成●THE DIGEST編集部

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