ニューヨーク・メッツから大谷翔平が所属するロサンゼルス・エンジェルスにFA移籍した右腕ノア・シンダーガードは、現地時間11月19日に開かれた会見に出席。二刀流スターとの共演に胸を膨らませた。

　2015年にメッツでメジャーデビューを果たした29歳は、2016、18、19年には２桁勝利をマーク。球界屈指の剛腕右腕として声価を高めた。2020年３月に右肘の靭帯再建手術（通称トミー・ジョン手術）を受け、同年は全休。長いリハビリを経て今年９月に復帰し、２試合で登板した。

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　エンジェルスと１年2100万ドル（約24億円）で契約した右腕は、チームメートの印象について語った。まず、今季“二刀流”として躍動し、MVPに輝いた大谷翔平を「最もエキサイティングなプレーヤー」と称え、３度MVP受賞も今季は故障に苦しんだスラッガー、マイク・トラウトについては「これまで見た中で最高のプレーヤーだ」と興奮気味に話した。
  　二刀流スターのパフォーマンスを最大化するため先発を６人で回すエンジェルス。まだ完全復活とは言えないシンダーガードは、そのローテーションが移籍の決め手となったことを明かした。

「手術後、ほぼ２年間投げていなかった僕にとって完璧にフィットする。間違いなく健康を維持できる」

　そして「僕が完全復活すれば、ショウヘイとワンツーパンチができる。そしてエンジェルスの若い才能がまとまれば、ポストシーズンに間違いなく進出できると思う」と意気込む。

　最後には、「エンジェルス・ファンの皆さん、僕のことを歓迎してくれて非常に感謝します。皆さんのためにチャンピオンリングを持ち帰ろうと思います」と誓った。最速163キロを投げる剛腕の活躍に期待は高まるばかりだ。

構成●THE DIGEST編集部

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