侍ジャパン

プレミア12で侍ジャパンの前に立ちはだかる3か国の注目選手は?メジャーのノーヒッターや日本とゆかりある選手たちの名も

藤原彬

2019.11.06

メジャーリーグでノーヒットノーランを達成した経験を持つベネズエラ代表のアルバレス。(C)Getty Images

 世界各国から野球強豪国が集うプレミア12が開幕した。5日には台湾で、日本が所属するオープニングラウンド・グループBも開戦する。スーパーラウンド行きを懸けて侍ジャパンとぶつかる、3チームの注目選手を紹介しよう。

ベネズエラ(WBSCランキング9位/5日対戦)

 投手陣ではヘンダーソン・アルバレスと左腕フェリックス・ドゥブロントのメジャーでの実績が光る。

 アルバレスはマーリンズに在籍した2013年にシーズン最終戦でノーヒッターを達成。翌14年はキャリアイヤーで12勝7敗、リーグ6位の防御率2.65、同5位の与四球率1.59と好成績。しかし、その後は故障が相次ぎ、近年は3Aとメキシコで投げている。

 レッドソックスで先発を務めたドゥブロントは13年に11勝6敗、防御率4.32を記録。同年のワールドシリーズでは救援にまわり、第4戦で2.2回を投げて白星を得るなどチームの世界一に貢献した。16年にトミー・ジョン手術を受けてからは韓国やメキシコでプレー。

 13年に広島で11試合投げたミゲル・ソコロビッチもロースターに名を連ねている。今季のメジャー登板はなかったが、通算74登板でマイナーでも386登板のタフネスリリーバーだ。

 野手には投手ほど目ぼしい選手はいない。内野全ポジションをこなせるアンドレス・ブランコが15年にフィリーズで106試合に出場して打率.292をマークしているが、ここ2年はマイナー暮らしが続いている。

 再建中のタイガースで半レギュラーだったディクソン・マチャドは今季、カブスに移って3Aで打率.261、自己最多の17本塁打を放ったが、メジャーからお呼びはかかっていない。
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