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高額すぎて離脱球団も? ブレーブス地元メディアが鈴木誠也獲得に“諦めモード”な理由「喜んで食いつく金額ではない」

THE DIGEST編集部

2021.12.19

総額1億ドルのビッグディールも期待される鈴木。はたして来季はどの球団でプレーするのか。(C)Getty Images

 今オフに広島からポスティングシステムでのメジャー挑戦を表明し、水面下で10球団以上による争奪戦が囁かれている鈴木誠也。一方、熾烈を極める獲得レースからは一部球団が離脱し始めているようだ。

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 プロ入り9年目を終えた今季の鈴木は、高い注目度に見合うだけの成績を残した。とりわけ打撃では、打率.317、38本塁打、88打点、OPS1.072などハイアベレージをマーク。セ・リーグベストナインに6年連続6度目の選出され、ゴールデングラブ賞の外野手部門にも名を連ねるなど、声価を確かなものとした。

 そんな鈴木の獲得に早くも諦めムードを漂わせるのが、アトランタ・ブレーブスだ。現地時間12月17日、地元ニュースサイト『SportsTalkATL』は、「セイヤ・スズキがアトランタに行く可能性が低いと感じる理由」と題した特集を掲載。日本球界屈指の5ツールプレーヤーが同球団に加入する可能性を、独自の見解とともに分析している。
 
 かねてよりテキサス・レンジャーズやニューヨーク・ヤンキースらとともに、移籍先の有力候補として目されていたブレーブス。それだけに同メディアも「ファンは興奮の渦に巻き込まれた」と振り返るが、現在の予測では「残念ながら、彼がアトランタを本拠地とすることはないと思われる」としている。

 その理由にひとつに挙げているのが、鈴木の臨む「価格」だ。同メディアは、その点について、次のように論じている。

「一般的に日本人との契約はリーズナブルなので大賛成だったが、どうやらスズキは総額1億ドル(約113億円)以上の金額を視野に入れているようだ。これはブレーブスが喜んで食いつくような数字ではない」

 現在はロックアウトの影響で交渉がストップしている鈴木。解除後にフリーエージェント市場が大きく動くとみられているが、はたしてどうなるか。まだまだ争奪戦の行方から目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部

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