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プロ野球

オリックス牧田編成副部長が語る2021年ドラフトの狙い「チームに大きな厚みを持たせたかった」【オリ熱コラム2021最終版】

どら増田

2021.12.29

支配下・育成合わせて10人のルーキーが新たにバファローズに入団した。写真:Rinco

支配下・育成合わせて10人のルーキーが新たにバファローズに入団した。写真:Rinco

 12月11日、大阪市内のホテルで行われたオリックスの新人選手入団発表会見には、育成選手を含む10名のルーキーが湊通夫球団社長、中嶋聡監督とともに登壇し、マスコミと家族の前で入団の抱負を語った。

 1位は東北福祉大の右腕・椋木蓮。福良淳一GM兼編成部長は指名理由について「先発、後ろの両睨みで行って、椋木君が一番当てはまるかな」と語る。中嶋監督も、ドラフト直後に「ボールの強さがあり、スライダーのキレもある。高い能力を持つピッチャー。すべての可能性を持っている。投げているのを見て考えたい。エース候補として考えている」とコメントしている。

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 近年は高校生の指名が目立っていたオリックスだが、今回は5位の池田陵真(大阪桐蔭高)のみだった。福良GMいわく「まさかあそこまで残っていると思わなかった」。当初は5~6名の指名予定だったが、池田を獲得できたこともあり支配下7名、育成3名の指名となった。
 ここからは、ドラフトの陣頭指揮を執った牧田勝吾編成部副部長に総括してもらおう。まず、大学生の指名が目立ったことについては「大学の選手をという感じよりは、ここ数年指名した社会人の選手たちが1年目からそれなりに一軍でパフォーマンスしながら、昨年、一昨年と高校生を上位で指名して、優勝争いをしてくれた。そこでチームのバランスを考えて、来年さらに上昇するために、昨年、一昨年に指名した選手に少し力を与えるためにも大学生というか即戦力の選手を指名しました」と説明した。

「宮城(大弥)にしても紅林(弘太郎)にしても、2年目で一軍に出てますから。そういうところで、元(謙太/20年2位)や来田(涼斗/20年3位)も、山下(瞬平太/20年1位)も一軍で来年から出るかもしれないですし。ただ、もう1年時間をかけても大丈夫なように、これだけ戦力がいますよと。今年はチームに厚みをかけたいというのがテーマのドラフトでしたね」

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