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あわや乱闘の一触即発騒ぎ、珍投法で挑んだ相手左腕、HRダービーで“あの人”起用――2021大谷翔平 「事件簿」5選<SLUGGER>

THE DIGEST編集部

2021.12.31

今季の大谷を彩る、面白珍ニュース5選とは? 乱闘騒ぎや選手との絡みなど。(C)Getty Images

 2021年、まばゆいばかりの輝きを放った大谷翔平(エンジェルス)。投打二刀流での圧倒的なパフォーマンスはもちろん、プレー以外でも多くの話題を届けてくれた。そのなかから厳選した5つの「珍」ニュースをお届けしよう。

●まさかの交通渋滞で先発回避

 5月27日、敵地でのアスレティックス戦、大谷は投手として先発予定だったのだが、試合直前に登板回避のアナウンス。開幕から二刀流で活躍してきた偉才が「まさか故障に……」と、多くのファンが心配したが、理由はまさかの"遅刻"だった。

 サンフランシスコのホテルから乗ったチームバスが渋滞に巻き込まれ、やむなくBART(ベイエリア高速鉄道)で球場に向かったものの、準備の時間が足りなかったための措置。BARTは「オオタニの乗車は光栄」とツイートし、ユニフォーム姿で電車に乗り込む大谷のコラ画像を作成するファンもいた。
 
●あわや乱闘!? 大谷の2打席連続の死球攻め"に…

 結局、大谷は翌28日の同カードで先発登板したのだが、この試合でも"事件"が起きた。3回無死一塁、大谷が投じた93マイル(約150キロ)の速球が、打席のマーク・カナの頭部付近にすっ飛んでしまう。カナは「いい加減にしろよ! ショウ!」と激昂し、両軍ベンチがにらみ合う展開になった。

 この一球で終わればよかったものの、大谷はカナの次の打席で本当にボールをぶつけてしまう。しかし、当てた瞬間にヒザから崩れ落ちて申し訳なさそうな態度を見せたからか、この時のカナは笑顔を見せながら一塁へと向かい、一件落着だった。

【動画】「いい加減にしろ、ショウ!」あわや乱闘騒ぎになったシーンがこれだ

●記念すべきHRダービーの"相方"に仲良しの一平さんを起用

 前半戦の圧倒的すぎる活躍により、大谷はオールスターに史上初となる投打両部門で選出される。さらには、球宴前日に開催されるホームラン・ダービーにも日本人初の出場を果たし、オールスター・ウイークは文字通り大谷一色に染まった。

 球界を代表するお祭りで、大谷は心憎い演出を見せた。ホームラン・ダービーの捕手役として、公私ともに仲良しの水原一平通訳を起用したのだった。ダービー直前のテレビインタビューで殿堂入り投手のペドロ・マルティネスから起用の理由を訊かれた大谷は「僕より緊張している人がいた方が楽かなと思って」と笑いながら回答し、ペドロも爆笑していた。ダービー中も、チームメイトのマイク・トラウトから直接電話で激励を受けるなど印象に残るシーンが多かった。

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