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圧巻の新天地デビューを飾った菊池雄星を現地メディアが称賛!「ローテーションを比類のないものにする」と期待膨らむ

THE DIGEST編集部

2022.03.24

今季からブルージェイズに所属する菊池。初マウンドとしたこの日は2回無安打無失点の快投を見せた。(C)Getty Images

今季からブルージェイズに所属する菊池。初マウンドとしたこの日は2回無安打無失点の快投を見せた。(C)Getty Images

 現地時間3月22日、トロント・ブルージェイズの菊池雄星が、ニューヨーク・ヤンキースとのオープン戦で先発登板。2回を投げ無失点と見事な新天地デビューを飾った。

 初回はやや硬さが目立った。先頭打者のアンソニー・リゾに対し、初球はストレートで空振り、その後2ストライクに追い込むもファウルで粘られると、最終的に四球で歩かせてしまう。次打者グレイバー・トーレスにもストライクゾーンから大きく外れるボールが目立ち制球が定まらない。

 しかし、ボールカウント3-1から鋭い当たりを打たれるも、味方野手のファインプレーで移籍後最初のアウトを奪うと、3番エンダー・インシアーテも変化球で詰まらせショートゴロに打ち取った。

 味方の守備にも助けられながら2つのアウトを重ね、この回4人目の打者ミゲル・アンドゥハーには強気の攻めで、最後は速球で空振り三振を奪い無得点で終えると、続く2回のマウンドではストレート、変化球ともコースに決まり、打者3人をいずれも空振り三振に仕留める圧巻の投球を見せつけた。
 
 日本人サウスポーのピッチングは、早速現地メディアも報じられている。米専門誌『Sports Illustrated』では、菊池のコメントやチームメイトとのエピソードとともに、上々の投球内容を伝えている。

 同誌は「試合の序盤は少しナーバスになっていたが2回からは全体的に調子を取り戻し、いいリズムで投げることができた」という本人のコメントを掲載したうえで、「キクチは2回から、速球にスライダー、カットボールにスプリットをうまく織り交ぜる投球をみせていた」と振り返った。

 さらに、前日、同僚のケビン・ゴーズマンとの会話で「キクチは武器をたくさん持っている」と言葉をかけられたとも記している。そのうえで「彼がもたらす利点は、ブルージェイズのローテーションを比類のないものにする可能性がある」と今後への期待を寄せた。

 移籍後、初めてとなるマウンドで上々のデビューとなったサムライ左腕。新たなユニホーム姿での躍動は、開幕から力強いピッチングがみられる予感を抱かせるに十分な内容となった。

構成●THE DIGEST編集部

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