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MLB

自身3度目の開幕投手に指名されたダルビッシュに米・現地記者も期待感「才能ある投手陣を率いている」

THE DIGEST編集部

2022.04.01

開幕投手に指名されたダルビッシュ。自身3度目の大役を今度こそ勝利で飾れるか。(C) Getty Images

開幕投手に指名されたダルビッシュ。自身3度目の大役を今度こそ勝利で飾れるか。(C) Getty Images

 4月7日(現地時間)に開幕戦を迎えるメジャーリーグ。各チームで開幕スタメンが相次いで発表され、いよいよ開幕モードが高まってきている。

 サンディエゴ・パドレスのボブ・メルビン監督は3月31日、開幕戦の対アリゾナ・ダイヤモンドバックス戦でダルビッシュ有をチームの開幕投手として起用することを発表した。

 ダルビッシュは昨年もダイヤモンドバックス戦で開幕投手として4回2/3を投げたが、8安打4失点で勝敗はつかず。テキサス・レンジャース時代の2017年にも開幕投手を務め、この時も勝敗はつかなかった。
 
 ダルビッシュは今春のオープン戦でこれまで、2試合に登板して1勝0敗、防御率1.29。計7イニングを投げて、10奪三振無四球と快調なペースで結果を残している。オープン戦にはあと1回登板して、開幕を迎えることになると予想される。

 昨季のダルビッシュは、前半は絶好調で球宴にも選ばれるなど素晴らしい成績を残したものの、後半は股関節のけがの影響からか、調子を落とし、最終的に8勝11敗、防御率4.22の成績で終えた。

 パドレスは、タンパベイ・レイズ時代の2018年にアメリカン・リーグサイヤング賞を受賞したブレイク・スネルはじめ、クリス・パダックやジョー・マスグローブ、マイク・クレビンガーなどの好投手がローテーションに名を連ねている。そんな中、米スポーツ専門メディアの『ClutchPoints』のケンドール・キャップス記者は「サンディエゴの深く才能ある投手陣を率いている」とメジャー11年目とキャリアを積み重ねてきたダルビッシュを評している。

 ナショナル・リーグ西地区に所属するパドレスは、昨季前半は3位ながらもプレーオフを狙える位置につけたが、後半は選手の不振や怪我が続き、1・2位を争うロサンゼルス・ドジャースやサンフランシスコ・ジャイアンツとの差が広がり、9月以降は著しくトーンダウンする形でシーズンを終了。今季は開幕戦の好スタートで波に乗り、プレーオフ進出に向け、勢いよく進みたいだけにダルビッシュへの期待は大きい。ダルビッシュはパドレス首脳陣の期待に応えることができるのか。

 そして、7日はロサンゼルス・エンジェルスの大谷もヒューストン・アストロズ戦の開幕投手を務める。ダルビッシュと大谷の2人の日本人選手の活躍でメジャー初日を大いに盛り上げてほしい。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】4回1失点4奪三振の好投! ダルビッシュが開幕へ向け順調な仕上がり

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