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鈴木誠也がOP戦第2号をマーク! 現地実況が思わず絶叫した鮮烈弾に米メディアも「本当に凄いやつなんだ」と感嘆

THE DIGEST編集部

2022.04.03

会心の一打で今春2本目の本塁打をマークした鈴木。その打棒には現地メディアも賛辞を惜しまない。(C)Getty Images

会心の一打で今春2本目の本塁打をマークした鈴木。その打棒には現地メディアも賛辞を惜しまない。(C)Getty Images

 澄み切ったアリゾナの青空に快音が響いた。

 現地時間3月30日、シカゴ・カブスの鈴木誠也は、ロサンゼルス・エンジェルスとのオープン戦に「5番・ライト」で先発。4回の第2打席に左中間へ2ランを叩き込んだ。今春の実戦2本目のヒットも初安打に続いて本塁打となった。
【動画】打った瞬間に分かる圧巻弾! 鈴木誠也の今春第2号アーチをチェック

 先月31日のシアトル・マリナーズ戦で初アーチを放っていた背番号27は、ふたたび類まれな対応力の高さを発揮した。

 第1打席を凡退して迎えた第2打席だ。カウント1-0となった場面で、外角低めに甘く入った変化球をフルスイング。「カーンッ!」という打球音とともに高々と舞い上がった打球はあっという間にカブス・ファンの待つ左中間スタンドに突き刺さった。

 先のマリナーズ戦では速球に対応するためにノーステップ打法を取り入れたが、この日はいつもの片足を上げるスタンスで変化球を確実にミート。広島で6年連続打率3割&25本塁打をクリアした天才的な打撃センスの一端を垣間見せた。

 打った瞬間に「See Ya!(誠也をかけた言葉)」と実況が叫んだように周囲も大興奮となった鈴木の一発には、何よりも彼のポテンシャルを惜しまなく称えてきた地元メディアが興奮を隠さない。MLB公式サイトのカブス番を務めるジョーダン・バスティアン記者は「なんてタイミングだ!」と絶賛すれば、野球専門のポッドキャスト番組「Talkin Baseball」は、次のように公式ツイッターで称賛した。

「セイヤ・スズキは本当に凄いと思える本当に凄いやつなんだ!」

 4月7日(現地時間)の開幕戦に向け、着実にギアを上げている鈴木。試行錯誤を重ねながら、初対戦となるMLBの投手たちにアジャストしているのは、好材料と言えるだろう。日本屈指のスラッガーとして注目される27歳が、ここからどんな“進化”を見せるかに期待したい。

構成●THE DIGEST編集部

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