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プロ野球

160キロ連発した脱力投法! 佐々木朗希が魅せた快投に米記者も「非現実的だ」と感嘆「すぐにでもMLBとサインを」

THE DIGEST編集部

2022.04.04

西武打線を寄せ付けずに今季初勝利を飾った佐々木。そのピッチングには米記者も唸った。(C)THE DIGEST

西武打線を寄せ付けずに今季初勝利を飾った佐々木。そのピッチングには米記者も唸った。(C)THE DIGEST

 日本球界が誇る怪物右腕の快投ぶりは、“野球の本場”でも小さくない話題を提供している。

 4月3日に行なわれた千葉ロッテの佐々木朗希は、本拠地での西武ライオンズ戦に先発登板。8回99球を投げ、被安打3、1失点、無四球で毎回の13奪三振という圧巻のピッチングを披露。今季2登板目にして初勝利を飾った。

 強力打線を前にして自慢の剛速球が唸った。最速163キロを記録した4シームのイニングごとの平均球速は、160.9(1回)、159.9(2回)、159.7(3回)、158.3(4回)、159.3(5回)、160.3(6回)、158.4(7回)、158.3(8回)と、コンスタントに160キロ台を連発。加えて、「脱力してコントロール重視で投げていたので良かったなと思います」と試合後に自画自賛したように、変化球を含めた制球力も乱れなかった。

 ボール球はわずか25球しかなく、ストライク率74.7%という圧巻の投球は、SNS上でも大きな話題となった。そのなかで目を丸くしたのは、日本の野球ファンだけではない。米データ専門サイト『Fan Graphs』でも執筆していたキム・スンミン記者は自身のツイッターで「まさにアンリアルだ」と絶賛した。

 日本球界にも造詣が深く、NPBのあらゆる情報を発信している同記者は、弱冠二十歳の“怪物”を次のように評した。
【動画】アメリカでも話題沸騰! 佐々木朗希の160キロ圧巻奪三振ショーをチェック

「もしも、ササキがアメリカの大学投手だったら、2023年にはMLB球団にドラフトで上位指名されるはずだ。彼の速球は常に90マイル台後半を記録しながら、何度も100マイル以上を叩き出す。それでいて、90マイル台の2つの変化球(スプリッターとスライダー)を持っており、高い確率で空振りを奪っている」

 さらに「単なるトッププロスペクトじゃない。アメリカでも最も注目されるドラフト候補になる」と続けたキム・スンミン記者は、熱く論じた。

「代理人ならすぐにでもMLBのチームとサインをさせるかもしれない。しかし、彼は日本にいる。だから、ササキがポスティング資格を得たときに、その才能に見合った、それなりの金額を提供しなければならないだろう」

 MLBを熟知する記者からも熱視線を送られる佐々木。日進月歩で進化を続けるヤングスターからますます目が離せなくなっている。

構成●THE DIGEGT編集部

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