今月15日から明治神宮野球場で、『第50回記念明治神宮野球大会』が行われる。高校の部は来年春のセンバツ前哨戦、大学の部は4年生も参加する学生野球の集大成という位置づけになる大会だが、ドラフト戦線という意味では来年の候補を占う重要な大会でもある。そこで、今大会に出場する有力なドラフト候補を中心に大会を展望してみたいと思う。前回の高校の部に続いて、今回は大学の部について紹介する。
まず、来年の目玉候補の一人と見られているのが山﨑伊織(東海大/やまさき・いおり)だ。明石商では2番手投手で主に外野を守ることが多かったが、東海大進学後に急成長。長いリーチは柔らかさと強さを兼ね備え、ストレートは150km超。さらに、打者の手元で鋭く変化するスライダーは全盛期の伊藤智仁(元ヤクルト)を彷彿とさせるものがある。この秋のリーグ戦は44回を投げて自責点わずか1という圧巻のピッチングを見せており、春に逃した日本一奪還のキーマンと言えるだろう。
山﨑以外にも投手陣は来年の候補が目白押しだ。慶応大の木澤尚文(きざわ・なおふみ)、佐藤宏樹(さとう・ひろき)の2人はともに150kmを超えの本格派。層の厚い投手陣の中でこの秋のリーグ戦は登板機会が少なかったが、素材の良さは誰もが認めるところだ。全国の舞台で一躍大ブレイクする可能性もあるだろう。
実績で頭一つ抜けているのが山野太一(東北福祉大/やまの・たいち)だ。入学直後から主戦として活躍しており、昨年の大学選手権優勝にも貢献。上背はないものの、高い位置から腕が振れ、角度十分のストレートと変化球はともに高レベルだ。春のリーグ戦では5勝をマークして防御率0.00という驚愕の成績も残している。
完成度の高さでは中島隼也(城西国際大/なかじま・しゅんや)も負けていない。欠点の少ないまとまりのあるフォームで制球力が高く、ストレートもコンスタントに140km台中盤をマークする。この秋は防御率0点台と他大学の打線を寄せつけなかった。春の大学選手権は準々決勝で打ち込まれただけに、リベンジに期するものはあるだろう。
まず、来年の目玉候補の一人と見られているのが山﨑伊織(東海大/やまさき・いおり)だ。明石商では2番手投手で主に外野を守ることが多かったが、東海大進学後に急成長。長いリーチは柔らかさと強さを兼ね備え、ストレートは150km超。さらに、打者の手元で鋭く変化するスライダーは全盛期の伊藤智仁(元ヤクルト)を彷彿とさせるものがある。この秋のリーグ戦は44回を投げて自責点わずか1という圧巻のピッチングを見せており、春に逃した日本一奪還のキーマンと言えるだろう。
山﨑以外にも投手陣は来年の候補が目白押しだ。慶応大の木澤尚文(きざわ・なおふみ)、佐藤宏樹(さとう・ひろき)の2人はともに150kmを超えの本格派。層の厚い投手陣の中でこの秋のリーグ戦は登板機会が少なかったが、素材の良さは誰もが認めるところだ。全国の舞台で一躍大ブレイクする可能性もあるだろう。
実績で頭一つ抜けているのが山野太一(東北福祉大/やまの・たいち)だ。入学直後から主戦として活躍しており、昨年の大学選手権優勝にも貢献。上背はないものの、高い位置から腕が振れ、角度十分のストレートと変化球はともに高レベルだ。春のリーグ戦では5勝をマークして防御率0.00という驚愕の成績も残している。
完成度の高さでは中島隼也(城西国際大/なかじま・しゅんや)も負けていない。欠点の少ないまとまりのあるフォームで制球力が高く、ストレートもコンスタントに140km台中盤をマークする。この秋は防御率0点台と他大学の打線を寄せつけなかった。春の大学選手権は準々決勝で打ち込まれただけに、リベンジに期するものはあるだろう。