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「超人セイヤが地球に帰ってきた」CY賞右腕を“攻略”の鈴木誠也に地元メディアは熱狂!「これから数週間が大きな試練」との指摘も

THE DIGEST編集部

2022.05.02

快音から遠ざかっていた鈴木だが、この日はチームに貴重な2点目をもたらすなど見せ場を作った。(C)Getty Images

 和製スラッガーが幸先いい5月スタートを切った。

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 現地時間5月1日、シカゴ・カブスの鈴木誠也は、敵地で行なわれたミルウォーキー・ブルワーズ戦に「2番・右翼」でスタメン出場し、3打数1安打、1打点、1三振。4試合ぶりの打点をマークするなど目に見える結果を残し、2対0のチーム勝利に大きく貢献した。

 なかでも最大の見せ場となったのは、6回2死一塁の場面だ。昨季サイ・ヤング賞の右腕コービン・バーンズと対峙した背番号27は、カウント0-2から投じられた82.1マイル(約132.1キロ)の緩いカーブをフルスイング。これが三塁線を破るタイムリーツーベースとなり、試合の流れをグッと手繰り寄せた。

 試合後には、カブスをこよなく愛す地元メディア『Cubbies Crib』が、「超人セイヤ・スズキが地球に戻ってきた」とのタイトルで記事を掲載すると、「ホットスタートを切った彼がいなかった場合、チームの成績はどうなっていただろうか、それを考えると本当に恐ろしい」とチームへの貢献ぶりを伝えている。

 また今後へ向けては、「この数週間が、スズキにとって最近の不調を打破するための大きな試練となるだろう」とも予測。「相手投手がアジャストしてくるのは百も承知で、それに対応しなければならない」としたうえで、「彼には今年序盤のような調子を取り戻し、カブスの攻撃を牽引するチャンスがある」と期待のコメントが寄せられた。

 今季の打撃スタッツは、打率.278、出塁率.398、長打率.528、OPS.926。今週は本拠地でシカゴ・ホワイトソックス、ロサンゼルス・ドジャースとの戦いを迎える鈴木だが、はたしてどんなパフォーマンスが見られるだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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