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MLB

大谷翔平は「少し人間らしくなっただけ」。マウンド上での“続投意思表明”に指揮官マッドンは「彼は大丈夫だと言った」と賛辞

THE DIGEST編集部

2022.05.12

20連戦のラストを“リアル二刀流”で締めくくった大谷。6回1失点の内容を指揮官はどう見ているのか。(C)Getty Images

20連戦のラストを“リアル二刀流”で締めくくった大谷。6回1失点の内容を指揮官はどう見ているのか。(C)Getty Images

 二刀流スターの安定感に指揮官も惚れ惚れだ。

【動画】大谷がマウンドビジットを拒否するシーンをチェック!

 現地時間5月11日、ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平は、本拠地で行なわれたタンパベイ・レイズ戦に「3番・投手兼DH」の“リアル二刀流”で先発出場。投げては6回(92球)2安打5奪三振1失点の好投も勝敗がつかず、打っては4打数1安打、1盗塁をマークした。

 本調子ではないなかでも、攻守走で見せ場を作った大谷。2対4でチームが敗れた試合後、エンジェルスの指揮を執るジョー・マッドン監督は、背番号17のパフォーマンスについて、「今日もまた、我々に勝利のチャンスを与えてくれた」と話した。MLB公式サイトが報じている。

 まず、「彼のスケジュールは他のみんなとちょっと違う」と改めて語った名将は、「あの6回を投げ切ってくれたのは、素晴らしいことだ」とコメント。3回には2者連続四球を与えるなど、制球が乱れる場面もあったが、「彼は問題ない。少し人間らしくなっただけだ」と信頼感をにじませた。

 また、6回2死では、大谷がベンチの首脳陣に手の平を差し出し、続投の意思表示をする場面もあった。これについて「彼は大丈夫だと言ったが、実際にその通りだった」と振り返り、「カーブが際立っていた。だから彼は大丈夫。ただ、以前より少し疲労しているようだ」と状態を分析している。

 この試合でエンジェルスは連勝が3でストップとなり、ここまで33試合を消化して21勝12敗。ヒューストン・アストロズに1ゲーム差をつけ、アメリカン・リーグ西地区の首位をキープしている。

構成●THE DIGEST編集部

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