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「2022年の投球は別次元だ」米記者陣が大谷翔平のピッチングの進化に注目!「マウンドに上がるたび歴史が作られる」

THE DIGEST編集部

2022.05.13

現地11日のレイズ戦では6回を投げ、5奪三振、被安打2、1失点と好投。勝ち星はつかなかったが、存在感を示した。(C) Getty Images

 ロサンゼルス・エンジェルスのスーパースター大谷翔平が、今週もメジャーリーグの歴史に新たな1ページを刻んだ。

 現地時間5月11日に本拠地で行われたタンパベイ・レイズ戦。「3番・DH兼投手」で先発出場した大谷翔平が58年ぶりの記録を達成したのだ。

 大谷はこの日4打数1安打と5試合連続安打をマークするとともに、今季5個目の盗塁を成功させた。先発投手としての2シーズン連続盗塁はクリーブランド・インディアンス(=現ガーディアンズ)やミネソタ・ツインズなどで活躍したマッドキャット・グラント氏が1963年、64年に達成して以来の記録だ。

 大谷のここまでの打撃成績は32試合に出場し、33安打、6本塁打、21打点で、打率.258長打率.445となっている。昨季の同時期と比較すると若干下回ってはいるが、5月に入りバットの調子も上向き初め、このまま上昇を続ければ、昨年の成績に追いつける可能性は十分にある。
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 一方投手としては、11日の試合では1回を三者凡退に抑え、立ち上がりはパーフェクトだったが、2回にケビン・キアマイアーにソロ本塁打を打たれ、先制点を与えた。その後は、走者を出しながらも追加点を許さない粘り強いピッチングで堪えたが、打線の援護に恵まれず、今季4勝目には届かなかった。しかし、6回(92球)を投げ、5奪三振、被安打2、2四球、1失点と好投を見せている。

 大谷の今季の投手成績は、6試合に登板して3勝2敗、防御率2.78、奪三振46とハイアベレージを残しており、昨年を圧倒的に上回っている。

 これを受けて米メディア『FanSided』のデイビッド・ヒル記者は、「オオタニがマウンドに上がるたびに、歴史が作られる可能性がある。彼は一見不可能なことを可能にする」と絶賛している。

 またスポーツメディアの『Sportskeeda』のマニー・エステベス記者も「投球は2022年の方がはるかに圧倒的である。オオタニは2021年には堅実な先発投手だったが、しかし2022年には別の次元に昇華している」と賛辞を惜しまない。また、「2021年の『和製ベーブ・ルース』の活躍は、序章に過ぎなかったということなのだろうか」と今後のさらなる活躍も予見している。

 毎週のように記録を更新し続けている大谷。この週末にはメジャー通算100本塁打の達成の可能性が大いにある。投打に加え走塁でも魅せる二刀流スターは、果たして今シーズンが終わるまでにいったいどれだけの記録を塗り替えるのか、今後の活躍が楽しみである。

構成●THE DIGEST
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