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「すっかり冷え切っている」鈴木誠也の復調を米メディアが予見! 新人王争いも「立ち直れるか?答えは『イエス』だ」

THE DIGEST編集部

2022.05.13

絶好調のスタートをきった鈴木。現在は、打撃不振に陥っている。(C) Getty Images

 開幕当初、連日のように安打を放つなど、鮮烈なデビューを飾ったシカゴ・カブスの鈴木誠也。日本での輝かしい実績を引っ提げ、MLBの世界に飛び込んだルーキーは、5月を迎え、さまざまな試練と向き合う日々が続いている。

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 4月中、3割付近を維持していた打率は現在.255にまで下降しており、相手チームからマークされているのは明らかだ。5月の月間打率は2割に届いておらず(.172)、本塁打は先月18日のコロラド・ロッキーズ戦以来遠ざかっている。

 また、5月10日のサンディエゴ・パドレス戦では、遊ゴロで一塁ベースを駆け抜けた際、右足首を痛め途中交代。ベンチスタートとなった翌日は9回に代打で打席に立ち安打を記録したものの、12日の試合での出場機会はなく、メジャー移籍後、初の欠場となった。

 チームも下位に沈み、開幕から1ヶ月が過ぎた現在、新天地でのさまざまな壁に直面している。しかし、そうしたなかでも現地メディアではルーキーとして披露し続けたここまでの成績を讃え、今後さらなるパフォーマンスが期待できるとも伝えているようだ。

 米スポーツベッティング総合サイト『ODDSCHECKER』では、今季のナショナル・リーグ(NL)のルーキーの成績を振り返っており、現段階でも鈴木誠也が新人王有力であると報じている。

 記事は「MLB NL新人王オッズ最新情報:セイヤ・スズキはすでに受賞を確定か?」と銘打たれており、その中で「セイヤ・スズキは開幕から絶対的な熱量を発したが、現在はすっかり冷え切っている」と最近のバッティングを評した。

 だが、「(新人王レースの)リードを維持するのに十分な立ち直りを見せることができるだろうか? 答えは、おそらく『イエス』だ」と、今後の復調が可能だと予測している。
 
 その上で、5月の不振については「リーグに入ったばかりの選手、特に全く新しい文化に順応している選手にはよくあることだ。投手は適応の仕方や穴のありかを見つけるもので、スズキの場合もそうだった」と述べており、続けて「しかし、エリート打者(スズキはその一人)は、反撃に転じ、本来の実力を発揮する方法を見つけるのだ。このスランプは永遠に続かないだろう」と期待を綴っている。

 記事では、他球団のルーキーも紹介されているものの、鈴木への評価が突出している。同メディアが見込んでいるように、スランプを乗り越える力をこの27歳は持っているはずだ。ここからの巻き返しに期待したい。

構成●THE DIGEST編集部

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