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HR量産態勢の大谷翔平にトラウト、ウォードの躍動で地元メディアも興奮「期待は天にまで届きそうなほど高まっている!」

THE DIGEST編集部

2022.05.17

相手にとってはトラウト(左)、大谷(右)を擁するエンジェルス打線は脅威だろう。(C) Getty Images

相手にとってはトラウト(左)、大谷(右)を擁するエンジェルス打線は脅威だろう。(C) Getty Images

 ロサンゼルス・エンジェルスがポストシーズンに進出したのは、大谷翔平が入団する前の2014年のことだ。当時はチームの名前もロサンゼルス・エンジェルス・オブ・アナハイムで、遠い過去のことのように感じられる。

 昨季は大谷が圧巻の二刀流パフォーマンスで、全米各地でショータイムを演出してきたのにもかかわらず、エンジェルスは77勝85敗とアメリカンリーグ西地区4位に甘んじた。

 しかしながら、今季のエンジェルスは違う。現地時間の5月16日時点で、昨季ア・リーグ西地区で優勝したヒューストン・アストロズとは僅差の2位につけ、3位のシアトル・マリナーズには7ゲームの大差をつけている。

【関連記事】「今季2番目に強い打球だ」大谷翔平の弾丸二塁打に現地記者が歓喜!3戦連発はならず日米通算150号はお預け
 エンジェルスの地元のメディア『ORANGE COUNTY TRIBUNE』は「オオタニの本塁打量産、マイク・トラウトのオールスターへの復帰、テイラー・ウォードのMVP候補としての台頭など、エンジェルスとそのファンの期待は天にまで届きそうなほど高まっている」とやや興奮気味に見解を述べている。

 大谷は14日にメジャー通算100本塁打を放ち、ベーブ・ルース以来の100本塁打&250奪三振を達成した。翌日には今季8本目となる101本塁打をマークし、現在、今季トップの12本塁打を放っているアーロン・ジャッジに刻々と迫っている。

 一方、エンジェルスの主砲のマイク・トラウトは昨年5月にケガに見舞われ、通算9度目、ファン投票では7度目となるオールスターゲームに選出されるも、負傷により出場できなかった。今年は文句なしに出場できるだろう。

 また大谷が100本塁打を達成した試合で、グランドスラムも放っていたテイラー・ウォードは昨季マークした自己最多に早くも並ぶシーズン8号も達成。規定打席には達していないもののトラウトや大谷を凌ぐスタッツとなっている。確かにこの調子で進んでいけば、MVPをとっても不思議ではない。

 エンジェルスは今月29日までは比較的下位チームとの対戦が組み込まれているが、31日からは現時点でア・リーグトップの勝率を誇るニューヨーク・ヤンキースとの3連戦が控えている。その後、6月半ばまではニューヨーク・メッツやロサンゼルス・ドジャースなど強豪との対戦が続く。

 まずはこの5月後半からの1か月が、前半戦の正念場になるのかもしれない。ここを乗り切れれば、10月のポストシーズンではマウンドやバッターボックスで躍動する大谷を見られるかもしれない。今後のエンジェルスに注目していきたい。

構成●THE DIGEST編集部
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