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大谷翔平を攻略した敵捕手ハイムの秘策とは?見極め困難な100マイル超えも冷静に対応!今季の対戦成績は驚異の「打率10割」

THE DIGEST編集部

2022.05.19

今シーズン、大谷(左)の投球を確実に仕留めているハイム(右)。(C)Getty Images

今シーズン、大谷(左)の投球を確実に仕留めているハイム(右)。(C)Getty Images

 昨季MVPの大谷翔平(ロサンゼルス・エンジェルス)に対して、今季5打数5安打7打点で打率10割を誇る“キラー”がテキサス・レンジャーズに存在する。

 現地時間5月18日、レンジャーズ戦に「3番・投手兼DH」でスタメン出場をした大谷。6回、被安打6、2失点、7奪三振でQS(クオリティースタート)を達成するなど、好投を披露した一方で、ジョナ・ハイムには3打席の対戦すべてで安打を放たれ、うち2打席ではタイムリーとされたのだ。

【動画】打率は驚異の「10割」!平静を装い適時打とするハイムの様子をチェック

 2回先頭バッターで第1打席に入ったハイムにあっさりセンター方向へ運ばれた背番号17。4回1死一、二塁の場面で2回目の対戦を迎えると、大谷は初球から100マイル(約160.9キロ)の内角へ4シームを投げ込んだ。だがハイムは、その速いボールをものともせずレフト前へ落とした。

 6回1死二塁でふたたびハイムに打順が回ると、ワイルドピッチの間に走者に三塁へ進まれた。大谷は100マイル超えの速球を3球投げ込むなど真っ向勝負で挑んだが、ハイムはボール球をしっかりと見極めた。

 そしてフルカウントから勝負の6球目で、27歳は82.1マイル(約132.1キロ)のカーブを外角低めに投げ込んだ。見逃せばボールと判定されるはずの球ではあったが、ハイムはこれにバットををうまく合わせて、またもレフト前へ運んだ。
 
 先月14日にもこの2人は対戦しており、その際はハイムが満塁弾を含む2打数2安打5打点を記録していた。今回のゲームを合わせると、今季の2人の対戦成績はハイムが5打数5安打7打点で10割と驚きの数字だ。

 公式メディア『MLB.com』によれば、試合後に「オオタニを相手になぜこれほど成功しているのか?」と記者に問われたハイムは、「いい質問だね。もしそれが分かれば、他の投手に対しても同じように向かうさ」と笑顔で回答し、こう続けた。

「ただ、できるだけ平静を装うようにしている。彼の球は非常に速くて見極めるのが困難なんだ。だから、とにかく自分のペースでゆっくり見るようにして、ゾーンにきた球に対していいスイングを意識しているだけさ」

 メジャーリーグを席巻する二刀流スターを攻略した26歳。次回の対戦までに大谷は、ハイムの弱点を見つけられるだろうか。2人の対戦が今から待ち遠しい。

構成●THE DIGEST編集部

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