偉才が窮地で見せた振る舞いが話題を呼んでいる。
現地でもクローズアップされているのは、5月18日(現地時間)に行なわれたテキサス・レンジャーズ戦での一幕だ。6回裏に1死から二者連続でツーベースヒットを打たれて同点とされていた大谷が、なんとか2死までこぎつけて、相手の8番アンディ・イバニェスを迎えた局面だった。
【動画】米メディアでも話題となった叫び! 大谷翔平の「本気の姿」をチェック
たった2球で追い込むも、そこから粘られた大谷。すると、5球目に外角低めへと投じたスライダーが大きく逸れて捕手のチャド・ウォラックが後逸。この間に進塁した勝ち越しのランナーを三塁に置き、ピンチで投げ込んだ渾身の100.8マイル(約162.2キロ)の4シームはコースから外れてボールとなる。
あと1球。されど1球。焦って勝負を決めに行こうとするあまり、力んでしまい制球を乱してしまった大谷は、ここでウォラックが送ったサインに何度も首を振る。6回目でようやくサインに頷いた背番号17は、すっとバッターから目線を外すと、自らを鼓舞するかのようにFワードを用いて「クソッ」と叫んだ。
そして勝負の7球目に投じた84.3マイル(約135.6キロ)のカーブで、見事にイバニェスを三塁ゴロに。なんとかピンチを免れたのである。
おそらくフラストレーションも溜まっていたのだろう。それでも要所で自らを奮い立たせ、難局を乗り切った。惜しくもチームはサヨナラ負けを喫したが、大谷がここぞの場面で見せたピッチングは、現地識者や専門メディアで反響が広がっている。
MLBなどを中心に研究を重ね、「ピッチングニンジャ」の愛称で知られる投球分析家ロブ・フリードマン氏は「本気のショウヘイだ」と紹介。これに反応したエンジェルスの専門メディア『Angels Win』は「このバージョンのオオタニが大好きでたまらない。こういう時はマウンドで炎と情熱をたぎらせるんだ」と興奮気味に絶賛した。
打順的には下位の打者ではあった。それでも自らを駆り立て、しっかりとゼロで抑えた大谷の熱投に、エースの気迫を見た。
構成●THE DIGEST編集部
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たった2球で追い込むも、そこから粘られた大谷。すると、5球目に外角低めへと投じたスライダーが大きく逸れて捕手のチャド・ウォラックが後逸。この間に進塁した勝ち越しのランナーを三塁に置き、ピンチで投げ込んだ渾身の100.8マイル(約162.2キロ)の4シームはコースから外れてボールとなる。
あと1球。されど1球。焦って勝負を決めに行こうとするあまり、力んでしまい制球を乱してしまった大谷は、ここでウォラックが送ったサインに何度も首を振る。6回目でようやくサインに頷いた背番号17は、すっとバッターから目線を外すと、自らを鼓舞するかのようにFワードを用いて「クソッ」と叫んだ。
そして勝負の7球目に投じた84.3マイル(約135.6キロ)のカーブで、見事にイバニェスを三塁ゴロに。なんとかピンチを免れたのである。
おそらくフラストレーションも溜まっていたのだろう。それでも要所で自らを奮い立たせ、難局を乗り切った。惜しくもチームはサヨナラ負けを喫したが、大谷がここぞの場面で見せたピッチングは、現地識者や専門メディアで反響が広がっている。
MLBなどを中心に研究を重ね、「ピッチングニンジャ」の愛称で知られる投球分析家ロブ・フリードマン氏は「本気のショウヘイだ」と紹介。これに反応したエンジェルスの専門メディア『Angels Win』は「このバージョンのオオタニが大好きでたまらない。こういう時はマウンドで炎と情熱をたぎらせるんだ」と興奮気味に絶賛した。
打順的には下位の打者ではあった。それでも自らを駆り立て、しっかりとゼロで抑えた大谷の熱投に、エースの気迫を見た。
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