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MLB

打者パワーランキング4位にはエンジェルスの“意外”な選手が選出!「トラウトより優れている」大器晩成型の驚異の打者とは?

THE DIGEST編集部

2022.05.20

打者パワーランキングで4位にランクインしたエンジェルスの遅咲きドラ1、ウォード。(C)Getty Images

打者パワーランキングで4位にランクインしたエンジェルスの遅咲きドラ1、ウォード。(C)Getty Images

 現地時間5月19日、MLB公式サイトは今季3回目の”打者パワーランキング”を発表。これは所属記者の投票で決めるもので、選手の才能や実績、最近のパフォーマンスなど様々な要素が考慮されている。

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 アーロン・ジャッジ(ニューヨーク・ヤンキース)、マイク・トラウト(ロサンゼルス・エンジェルス)、ブライス・ハーパー(フィラデルフィア・フィリーズ)といった、これまでMVPに輝いた実績を持つ選手がトップ3を占めた一方、驚きの選出となったのは今季のエンジェルスを盛り上げるあの外野手が4位に入ったことだ。

 その名はテイラー・ウォード。2015年ドラフト1位指名を受けたが、故障もあり鳴かず飛ばずの苦いシーズンが続いていた。そんな28歳にチャンスが巡ってきた。今シーズン開幕前、期待の若手への出場機会を増やすため、外野手ジャスティン・アップトンを戦力外にすると球団が決断。その枠に燻っていたウォードが抜擢されたのだ。

 見事期待に応えた試合のひとつが、今季初めて「1番」として起用された4月25日のクリーブランド・ガーディアンズ戦だ。4打数2安打2本塁打で3打点で勝利に貢献したウォードは自らリードオフマンの座を掴み取ったのだ。そして、ここまで29試合に出場し、39安打9本塁打(AL7位)23打点(AL10位タイ)と着々と数字を積み上げている。
 
 その変貌ぶりに多くの記者は驚いており、それが今回4番手で選ばれた理由にほかならないだろう。公式メディア『MLB.com』は、「スイッチを入れれば、どんなバッターの真似もできることを想像してほしい。もちろん、そんな簡単なことではないけど。今年のウォードはそれをやってのけたようだ」と綴り、こう評す。

「ウォードの打席アプローチと成績は、3度MVPを獲得したトラウトと不気味なほど似ている」

 遅咲きのドラ1は、「打率.375、出塁率.488、長打率.721、OPS1.209で、実際にトラウトよりも優れており、各カテゴリーで規定打席に達した者の中でリードしている」と打撃成績を強調した。

 良い意味で期待を裏切ったウォード。彼の活躍もあり、エンジェルスは24勝16敗で首位ヒューストン・アストロズと1.5ゲーム差でアメリカン・リーグ西地区2位につけている。8年ぶりポストシーズン進出に向けて、トラウト、大谷翔平とともに、ウォードにも注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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