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MLB

筒香嘉智、ついに“不振”から脱却か!?勝負強さを発揮したスラッガーに指揮官は安堵「ヨシにあの決勝打はぴったりだ」

THE DIGEST編集部

2022.05.24

パイレーツの筒香が内野安打で決勝打とした。この活躍ぶりに現地メディアは歓喜に沸いた。(C)Getty Images

パイレーツの筒香が内野安打で決勝打とした。この活躍ぶりに現地メディアは歓喜に沸いた。(C)Getty Images

 現地時間5月23日、ピッツバーグ・パイレーツの筒香嘉智が本拠地で行なわれたコロラド・ロッキーズ戦に「5番・一塁」でスタメン出場。今季絶不調に悩まされる彼だが、決勝打を放つ頼もしい活躍を見せ、勝利に貢献した。

 1対1の同点で迎えた8回裏。ケブライアン・ヘイズが右安打で出塁すると、二盗を決め、セカンドゴロの間に三塁へと進めていた。2死三塁の局面で打順が回ってきた筒香は、3番手右腕タイラー・キンリーが内角低めに投じた89.2マイル(約143.5キロ)のスライダーを力強く地面に叩きつけた。

【動画】筒香が足で魅せた!内野安打で決勝打をもぎ取る様子をチェック

 高く跳ね上がった打球は、投手の頭上を越え、二塁手が捕球。一塁へ送球したが、筒香の一塁到達のスピードが勝りセーフに。その間、三塁走者のヘイズが帰塁し、2点目を追加したのだ。

 今季33試合に出場し、打率.181、出塁率.290、長打率.267と打撃不振に苦しむスラッガー。そんな彼がここ一番で勝負強さを発揮し、現地メディアは驚きを隠せない様子だ。米国内でパイレーツの情報を発信する『Rum Bunter』は、「パイレーツが得点圏でついに決めた方法は、まさかのヨシの内野安打だ」と報じた。
 
 また「オフに年俸400万ドルで再契約したツツゴウが荒れ果てたシーズンを過ごす」と評す地元紙『Pittsburgh Post-Gazette』は、「ロッキーズ戦であり得ない方法でヒットを打った」と伝え、デレク・シェルトン監督のコメントを掲載した。

 指揮官は、「ヨシにあの決勝打はぴったりだ。彼は今季何度も強い当たりを放ってきたのに、まだ何も得られていない」とようやく復調の兆しを見せたことに賛辞を贈った。

 前日には、ゴールドグラブ受賞9回を誇るカーディナルスの名捕手ヤディアー・モリーナから今季2号となる一発も放ってみせた。勢いに乗った筒香は、果たして今後どんなパフォーマンスを見せるだろうか……。

構成●THE DIGEST編集部

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