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ジャッジが少年ファンにボールを届けたはずが…大人が突然の“強奪”に批判殺到!「最低の行為だ」

THE DIGEST編集部

2022.05.25

ジャッジの本塁打ボールを巡る善行を見せたファンが話題を呼んだ中、その数週間後には“ひどい行為”で炎上する人も……。(C)Getty Images

 球場で露わになった"大人げない"行為が大バッシングを受けている。

 現地時間5月24日に行われたニューヨーク・ヤンキース対ボルティモア・オリオールズの一戦。延長11回までもつれた激闘は、ホームのヤンキースが劇的なサヨナラ打で7対6で勝利。ホゼ・トレビーノが、亡くなった父の誕生日に捧げる殊勲打を放ったことが話題を呼んだゲームだったが、それに水を差す一件があった。

 8回表、オリオールズの攻撃中にファウルボールが右翼方向へ転がってくる。ヤンキースのライトいえば、メジャー最多17本塁打を放っている人気選手アーロン・ジャッジが守るテリトリーだ。心優しい性格でも知られている大砲は、転がってきたボールを拾い上げると、多くの子供ファンがボールを求めてフェンス際に集まってきた。

 ジャッジは一瞥してグラブを差し出してきた少年の中にボールを入れた……はずだった。しかし直後、そのボールを横から男性がさっと奪い取り、「やったぞおおおお!」と絶叫。もらえると思った少年ファンはあまりのことに頭を抱え、ボールをもらえなかったファンも「何をやってるんだこいつは……」と絶望した表情を浮かべていた。

【動画】少年ファンからボールを奪い取る蛮行…批判殺到の一部始終がこれだ
 この一部始終はTVカメラに捉えられており、ヤンキース地元局『YES』も乾いた笑いを届けるしかなかったが、当然男性には批判が殺到。スポーツメディア『SportsTalk790』は「もし子供からボールを奪うようなことがあれば、そんやつは最低だ」と断罪すれば、『Jomboy Media』も「クールじゃねぇよ」と呆れ顔だった。

 結局、この男性がボールをどうしたのかは不明だが、周囲のファンからブーイングの嵐。しまいには球場スタッフと警備員が駆け付けて、試合中に球場を後にすることになっている。

 ジャッジとファンの"絡み"で思い出すのが、今年5月3日の敵地トロント・ブルージェイズ戦だろう。ジャッジが左翼席に本塁打を叩き込むと、ブルージェイズファンの男性がそれをゲット。一瞬、ガッツポーズを受けて喜んだのだが、近くにジャッジのTシャツを着た男の子を発見すると、惜しげもなくホームランボールをプレゼントしてハグし合う感動的な光景があった。

 この男性、マイク・ランゾリッタさんの善行は大きな反響を呼び、翌日は少年ファンとランゾリッタさんはジャッジとの対面やサインボール、バットをもらうなど、見事に報われることとなった。果たして、今回の蛮行に走ったファンが、まったく逆の方向になったのは悲しいばかりだ。

構成●THE DIGEST編集部

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