現地時間5月26日のトロント・ブルージェイズ戦で、今季8度目の「リアル二刀流」で、先発登板を果たした大谷翔平。投げては6回を投げ5失点。打っても「3番・DH(兼投手)」で出場したが、2打数無安打(1四球)。目立った活躍を見せられないまま、8回の第4打席で代打が送られてお役御免となった。
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この日の結果を含め、ピッチングではここ3度の登板で白星を上げられておらず、バッティングも3試合ノーヒットと低調だ。その間にチームも勝率こそ.587ながら連敗が目立つようになり、開幕時の勢いは落ち込んできた感が否めない。
昨シーズンに続き、背番号17は先発ローテーションの一角を担い、主軸打者としての期待も寄せられる。だがそれゆえに、米メディアからは、誰よりも勝敗への責務が重くのしかかる二刀流を不安視する声とともに、大きな敬意を払う声が後を絶たない。
エンジェルスの専門メディア『Halo Hangout』は、2022年シーズンも投打での出場を続ける大谷の特集記事を掲載。MVP獲得など米球界に一大センセーションを巻き起こした昨シーズンの活躍を称えた。
一方で同メディアは「いまは逆風に見舞われている」として、昨年12月からのロックアウトによって、スプリングトレーニングが短縮された影響が、今季の大谷のパフォーマンスにも繋がっていると分析。続けて「二刀流で最も重要なのは、シーズン中の健康維持と体調管理の両立だ。チームと協力してコンディションを維持する機会が減り、『ショータイム』は深刻な後退を余儀なくされる危険性をはらんでいた」と指摘した。
そのうえで、同メディアは「逆境に屈せず今季も健康であり続けてはいる。良い状態を保ち、投手としては3勝、打者としては9本の本塁打を打ち、一人で30得点している」と、まずまずのスタートを切った今季の成績を称えている。
さらに同メディアは「また、2018年にトミー・ジョン手術を必要とした後に、これだけの活躍をしているのを忘れてはいけない。彼が対処しなければならなかった問題の背景や状況を考えると、彼のプレーは昨年見せたものよりもさらに印象的なものとなっている」と、偉才が見せる心身のタフネスぶりを強調した。
ブルージェイズ戦では10個の三振を奪うなど力投をみせた大谷翔平。目先の結果にとらわれず、グラウンドに立ち続けてくれることこそが、我々野球ファンの何物にも代えがたい喜びと言えるだろう。
構成●THE DIGEST編集部
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この日の結果を含め、ピッチングではここ3度の登板で白星を上げられておらず、バッティングも3試合ノーヒットと低調だ。その間にチームも勝率こそ.587ながら連敗が目立つようになり、開幕時の勢いは落ち込んできた感が否めない。
昨シーズンに続き、背番号17は先発ローテーションの一角を担い、主軸打者としての期待も寄せられる。だがそれゆえに、米メディアからは、誰よりも勝敗への責務が重くのしかかる二刀流を不安視する声とともに、大きな敬意を払う声が後を絶たない。
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そのうえで、同メディアは「逆境に屈せず今季も健康であり続けてはいる。良い状態を保ち、投手としては3勝、打者としては9本の本塁打を打ち、一人で30得点している」と、まずまずのスタートを切った今季の成績を称えている。
さらに同メディアは「また、2018年にトミー・ジョン手術を必要とした後に、これだけの活躍をしているのを忘れてはいけない。彼が対処しなければならなかった問題の背景や状況を考えると、彼のプレーは昨年見せたものよりもさらに印象的なものとなっている」と、偉才が見せる心身のタフネスぶりを強調した。
ブルージェイズ戦では10個の三振を奪うなど力投をみせた大谷翔平。目先の結果にとらわれず、グラウンドに立ち続けてくれることこそが、我々野球ファンの何物にも代えがたい喜びと言えるだろう。
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