侍ジャパン

【プレミア12|採点&寸評】日本10-8韓国|投手陣が崩れる中、たった6球で三者凡退!いぶし銀の投球を見せた大竹寛を高評価

氏原英明

2019.11.16

乱打戦にも動じないピッチングで8回を3人で抑えた大竹のピッチングは圧巻だった。写真:滝川敏之

[プレミア12スーパーラウンド最終戦]日本10-8韓国/11月16日/東京ドーム

【侍ジャパン・総評】
6.0

なんとか勝ちを拾った。打線は序盤から攻勢をかけ、鈴木、浅村のクリーンアップと會澤の調子の良さが目立った。投手陣は試合展開が大味になってやや気持ちが乱れたか。苦しい展開に。勝利を目指しながらも、多くの出場機会を創出した稲葉采配だった。

<野手>
1 一 山田哲人(ヤクルト)5.5

3打数2安打2打点と数字上は好成績を残した。しかし、中身も伴っていたのは、1打席目の二塁打のみ。明日の1番起用は難しいか。

2 遊 坂本勇人(巨人)5.5[4回交代]
3回の大量点の口火となる二塁打を放った。2打席でお役御免。その分、評価を高くしていない。

→ 遊 源田壮亮(西武)5.0
坂本に代わって途中出場。安定した守備は見せたものの、目立つような活躍ではなかった。

3 中 丸佳浩(巨人)6.5
3安打1打点の活躍。左投手からタイムリーを放ったのは大きい。明日はキーマンになるだろう。
 
4 右 鈴木誠也(広島)6.0[7回交代]
3回に勝ち越しとなる適時打。会心の当たりでは無いものの、同点直後の好機でしっかり結果を残す。4番としての存在感を示している。

→ 右左 近藤健介(日本ハム)5.5
途中出場も、7回の満塁の好機で、押し出し死球により1打点。カウント3−2まで粘っての価値ある打点だった。

5 指 浅村栄斗(楽天)5.5
1安打1打点の活躍。派手ではなかったものの、鈴木に続いた適時打は地味に効いていた。

6 左 吉田正尚(オリックス)5.5[9回交代]
打点には繋がらなかったものも、2安打をマークして1得点。決して大振りにならずに、つなぎ役に徹している。

→ 右 周東佑京(ソフトバンク)-
プレー機会がなかったため採点はなし。