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MLB

年俸400万ドルの筒香嘉智はパイレーツの“サンクコスト”に。専門メディアは「明日放出でも8月でも関係ない」と辛辣評価

THE DIGEST編集部

2022.06.03

今季絶不調の筒香。専門メディアが手放さない理由を綴った。(C)Getty Images

今季絶不調の筒香。専門メディアが手放さない理由を綴った。(C)Getty Images

 先月27日から「腰の筋肉の張り」で負傷者リストに入る筒香嘉智(ピッツバーグ・パイレーツ)。早期復帰を期待するファンが多い一方、地元専門メディアは辛辣な評価を下している。

 というのも無理な話ではない。メジャー3年目の今季は35試合に出場し、打率.177、出塁率.281、長打率.257、2本塁打、15打点に留まり、主砲としての役割を果たせていないのだ。パイレーツ情報専門メディア『Rum Bunter』は、「ヨシ・ツツゴウは球団にとってサンクコスト(埋没費用)であり、若い選手にとって不要な障害物をつくっているだけだ」と酷評した。

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 昨季パイレーツに移籍後、43試合に出場して打率.268、8本塁打、25打点、OPS.882をマークした30歳。同メディアは、「パイレーツにとって元日本のスター選手に低リスクのチャンスを与えたことはうなずける」と年俸400万ドルで再契約を交わしたことに納得する。

 パイレーツにとっては一種の「賭け」であったサムライ。物の見事にその期待を裏切る形となったため、「最悪のシナリオに行きついてしまった」と嘆いたうえで、球団が彼を手放さない理由をこう記した。
 
「明日放出でも8月でも、残りの期間を球団で過ごさせてFAにさせようと関係ない。MLBの契約は保証されており、パイレーツは2022年ツツゴウに400万ドルを支払わなければならない。その条件から抜け出すためには、トレードできる相手を見つけることだ」

 最後には「パイレーツはサンクコストを受け入れ、前進する必要がある」と述べ、賭けに敗れたと割りきった様子だ。専門メディアに見捨てられた筒香に、名誉挽回するチャンスは今後巡ってくるだろうか……。

構成●THE DIGEST編集部

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