大打者の晩年はつらい“旅”が続いている。
現地時間6月1日、サンディエゴ・パドレスが、ロビンソン・カノ―をリリースしたと発表した。5月13日に加入して以降、カノ―は11試合に出場しているが、11試合で33打数3安打(打率.091)、1打点、10三振と結果を残せず。契約にはマイナー拒否権が付帯していたため、パドレスはリリースを決めるに至った。
カノ―はニューヨーク・ヤンキースで台頭し、2000年代を代表する大型二塁手としてオールスター選出8回、シルバースラッガー賞5回、ゴールドグラブを2度獲得。13年オフにFAとなると、シアトル・マリナーズと10年2億4000万ドル(約312億円)で契約を結んだ。その後も結果を残していたが、18年5月に禁止薬物の陽性反応を示して80試合の出場停止処分を食らった。
同年オフには大型トレードでニューヨーク・メッツに加入したものの、成績は下降したうえに、20年には2度目の薬物規定違反により162試合の出場停止。今季は2年ぶりのメジャー復帰となったが、好調なチームをよそに自身は12試合で打率.195、OPS.501の不振で、5月2日にロースター枠外となっていた。
今季年俸2400万ドル(約32億円)の大半はメッツが今後も支払い続けるとあって、障者続出のパドレスがカノ―を獲得したわけだが、現在39歳のベテランは期待に応えられなかった。通算2635安打、335本塁打、1306打点の大打者ながらも、過去の薬物違反によって殿堂入りの可能性も相当に低くくなっている。
【動画】カノ―に代わって俺を呼べ! 秋山翔吾が3Aで2試合連発の圧巻アーチ
一方、パドレスはロースターの枠が空いたことでマイナーから選手をコールアップする見込みだ。そして3Aには、開幕直前にシンシナティ・レッズを解雇された秋山翔吾が今か今かと出番を待ちわびている状況だ。ちょうどカノ―が解雇されたこの日、秋山は2試合連続となるホームランを放ち、打率も.339まで上昇している。果たして秋山にお声がかかるのかも注目だ。
構成●THE DIGEST編集部
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カノ―はニューヨーク・ヤンキースで台頭し、2000年代を代表する大型二塁手としてオールスター選出8回、シルバースラッガー賞5回、ゴールドグラブを2度獲得。13年オフにFAとなると、シアトル・マリナーズと10年2億4000万ドル(約312億円)で契約を結んだ。その後も結果を残していたが、18年5月に禁止薬物の陽性反応を示して80試合の出場停止処分を食らった。
同年オフには大型トレードでニューヨーク・メッツに加入したものの、成績は下降したうえに、20年には2度目の薬物規定違反により162試合の出場停止。今季は2年ぶりのメジャー復帰となったが、好調なチームをよそに自身は12試合で打率.195、OPS.501の不振で、5月2日にロースター枠外となっていた。
今季年俸2400万ドル(約32億円)の大半はメッツが今後も支払い続けるとあって、障者続出のパドレスがカノ―を獲得したわけだが、現在39歳のベテランは期待に応えられなかった。通算2635安打、335本塁打、1306打点の大打者ながらも、過去の薬物違反によって殿堂入りの可能性も相当に低くくなっている。
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一方、パドレスはロースターの枠が空いたことでマイナーから選手をコールアップする見込みだ。そして3Aには、開幕直前にシンシナティ・レッズを解雇された秋山翔吾が今か今かと出番を待ちわびている状況だ。ちょうどカノ―が解雇されたこの日、秋山は2試合連続となるホームランを放ち、打率も.339まで上昇している。果たして秋山にお声がかかるのかも注目だ。
構成●THE DIGEST編集部
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