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大不振のエンジェルスに敵記者も憂う!? 「オオタニは長く苦労はしないないだろう」と指摘も「5月のチームではない」と訴え

THE DIGEST編集部

2022.06.07

大谷とトラウトが揃って不振に陥り、球団ワーストの12連敗を喫したエンジェルス。レッドソックスの番記者も憂いている。(C)Getty Images

 ニューヨーク・ヤンキースに4連敗、フィラデルフィア・フィリーズに3連敗と東海岸遠征を全敗で終えたロサンゼルス・エンジェルス。11連敗で迎えた6月6日(現地時間)にはボストン・レッドソックスを本拠地に迎えたが、相手先発マイケル・ワカに手も足も出ず、1-0で12連敗を喫した。

 好投したワカを前に4打数1安打に終わった大谷翔平は、3試合連続安打を打ってはいるものの、どうしても昨季のMVP受賞にふさわしい打撃内容と比べるとスランプと言わざるを得ない。6日時点での打率は.207である。

 また、大谷以上にスランプに陥っているのが、主砲のマイク・トラウトだ。レッドソックス戦では1安打を放ったが、5日まで7試合連続ノーヒット。一時は4割近かった打率は.276に急落。キャリア史上最悪の状態となっている。

 エンジェルスが今季序盤の好スタートを切った理由のひとつでもあるテイラー・ウォードも、現在ハムストリングの張りで10日間の故障者リスト入り。今回のレッドソックスとのシリーズは欠場している。
 
 スランプと不運も重なり、苦しい立場で始まったレッドソックス戦。エンジェルスはアメリカン・リーグ西地区で2位のポジションを保ちながらも、1位のヒューストン・アストロズと8.5ゲームと水をあけられ、借金生活に突入している。

 この状況に米メディア『FanSided』のレッドソックス番のショーン・ペニー記者は、「エンジェルスは5月の初めにフェンウェイパークを訪れた際に、カード勝ち越しを決めたチームとはほとんど似ていない」と指摘しつつ、「トラウトやオオタニのような才能ある選手は、それほど長く苦労することはないだろう」とポジティブな見解を述べている。

 スランプとはいえ、球界ナンバーワンを誇るスーパースターがいるチームだ。そしてわずかながらホームゲームは勝ち越してはいる。レッドソックス3連戦、ニューヨーク・メッツとの3連戦で、久しぶりの"ショウタイム"を目にしたい。

構成●THE DIGEST編集部

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